ここでは、新しいユーザを作成して、パーミッションと権限を与える方法について説明します。ほとんどのデータベースでは、パーミッション管理の大半を個別のユーザに対してではなく、「グループ」に対して行ってください。ただし、グループは単に特別なプロパティが付加されたユーザ ID にすぎないので、グループ管理に関する説明に移る前に、この項の説明をお読みください。
マルチユーザ・データベースにおいて、セキュリティが問題にならない場合でも、各ユーザに対して個別のユーザ ID の設定が必要な場合もあります。パーミッションは、個々のユーザだけでなく、ユーザのグループにも付与できます。グループを作成して適切なパーミッションを与えれば、管理作業にかかるオーバヘッドが非常に少なくなります。
個別のユーザ ID を使用すると、次のような利点があります。
ログ変換ユーティリティ (dblog) によって、個々のユーザが加えた変更を必要な部分だけトランザクション・ログから抽出できます。これはトラブルシューティングのときに非常に有効です。
Sybase Central では、どの接続がどのユーザのものであるかわかるように、有用な情報が表示されます。
ローのロックに関するメッセージ (blocking オプションが Off の場合) の情報量が増えます。
新しいユーザの作成
パスワードの設定
パスワードの変更
ユーザとグループのオプションの設定
権限の付与
テーブルに対するパーミッションの付与
ビューに対するパーミッションの付与
パーミッションを付与する権利をユーザに付与する
プロシージャに対するパーミッションの付与
トリガの EXECUTE パーミッション
REMOTE パーミッションの付与と取り消し
ユーザのパーミッションと権限の取り消し
データベースからユーザを削除する
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