クエリの述部に含まれるユーザ選択性推定をクエリ・オプティマイザが尊重するか無視するかを制御します。
Enabled、Disabled、Override-Magic
Override-Magic
個々の接続または PUBLIC グループに設定できます。すぐに有効になります。
SQL Anywhere では、ユーザ選択性推定を指定することで、データベース・サーバが述部の選択性を正確に推定できないときにオプティマイザのパフォーマンスを向上させることができます。ただし、ユーザ選択性推定は、適切な状況でのみ使用してください。たとえば、オプティマイザが使用する Override-Magic 選択性推定と実際の選択性が大きく異なっている場合は、1 つ以上の関数が関係する述部に対して選択性推定を指定することは有用です。
ソフトウェアによって選択されたアクセス・プランが不適切であり、パフォーマンス問題を回避するために選択性推定を使用したものの、それが不正確であった場合は、このオプションを Disabled に設定することをおすすめします。不正確な推定が使用された場合、データベース・サーバは最適なプランを選択できません。
ユーザ選択性推定の詳細については、明示的な選択性推定を参照してください。
ユーザ選択性推定に述部が指定されているときは、このオプションの設定に基づいて、その推定は尊重されるか無視されます。次の値を指定できます。
Enabled ユーザが提供する選択性推定をすべて尊重します。このオプションは、On を使用して有効にすることもできます。
Override-Magic ユーザ選択性推定は尊重されますが、オプティマイザが最後の手段であるヒューリスティック値 (マジック値とも呼ばれます) の使用を選択する以外に方法がない場合のみ使用されます。
Disabled 他の推定データが使用できないときは、ユーザ推定は無視され、マジック値が使用されます。このオプションは、Off を使用して無効にすることもできます。
INSERT、UPDATE、DELETE、SELECT、UNION、EXCEPT、INTERSECT の各文に OPTION 句を含めることによって、各文で指定したオプション設定をこれらのオプションに対するテンポラリ設定やパブリック設定よりも優先させることができます。次の項を参照してください。
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