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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - データベース管理 » データベースの起動とデータベースへの接続 » データベース・ファイルの処理

 

ユーティリティ・データベースの使用

「ユーティリティ・データベース」は、物理的な実体を持たない幻データベースです。この機能によって、CREATE DATABASE などのデータベース・ファイル管理文を、既存の物理データベースに接続しなくても実行できます。ユーティリティ・データベースにはデータベース・ファイルがないため、データを入れることができません。

ユーティリティ・データベースの名前は utility_db です。この名前を持つデータベースを作成または起動しようとすると、操作は失敗します。

ユーティリティ・データベースに接続してから次の文を実行すると、new.db という名前のデータベースがディレクトリ c:\temp に作成されます。

CREATE DATABASE 'c:\\temp\\new.db';

CREATE DATABASE 文を参照してください。

ユーティリティ・データベースを使用して、接続プロパティとサーバ・プロパティの値を取り出すこともできます。

たとえば、ユーティリティ・データベースに対して次の文を実行すると、デフォルトの照合順が返され、作成するデータベースに使用できます。

SELECT PROPERTY( 'DefaultCollation' );

接続プロパティとデータベース・サーバ・プロパティの詳細については、次の各項を参照してください。

ユーティリティ・データベースに使用できる文

次に、ユーティリティ・データベースに接続するときに実行できる文を示します。


ユーティリティ・データベースへの接続
ファイル管理文の実行に必要なパーミッションの指定