サーバ側のネットワーク通信プロトコルを指定します。
dbsrv11 -x { all | none | srv-protocols } ...
srv-protocols: { tcpip parmlist },... parmlist: ( parm=value;...)
dbeng11 -x { all | none | eng-protocols } ...
eng-protocols: { tcpip [ parmlist ] },... parmlist: ( parm=value;...)
すべてのオペレーティング・システムとデータベース・サーバ
-x オプションを使用して、クライアント接続ブロードキャストの受信に使用する通信プロトコル (および共有メモリ) を指定します。
-x オプションを指定しないと、サーバは、共有メモリ・プロトコルも含め、オペレーティング・システムで実行しているデータベース・サーバでサポートされるすべてのプロトコルを使用して、クライアント接続ブロードキャストを受信しようとします。
-x オプションとともに 1 つ以上のプロトコルを指定すると、サーバは、指定したプロトコルと共有メモリ・プロトコルを使用して、クライアント接続ブロードキャストを受信しようとします。
UNIX での共有メモリ接続の保護については、セキュリティに関するヒントを参照してください。
Windows Mobile を実行しているサーバで -x オプションを指定すると、特に明示的に指定しないかぎり、クライアント接続ブロードキャストの受信に TCP/IP プロトコルのみを使用しようとします。
-x オプションについて選択した設定に関係なく、サーバは常に共有メモリ・プロトコルを使用して接続ブロードキャストを受信します。共有メモリ・プロトコル以外に、次のプロトコルを指定できます。
ALL 共有メモリ・プロトコルを含む、プラットフォーム上のサーバでサポートされているすべての通信プロトコルを使用するクライアントによる接続要求を受信します。これはデフォルトです。
NONE 共有メモリ・プロトコルのみを使用するクライアントによる接続要求を受信します。
TCPIP (TCP) TCP/IP プロトコルを使用するクライアントによる接続試行を受信します。TCP/IP プロトコルは、すべてのオペレーティング・システム上のネットワーク・サーバ、同一コンピュータ通信用のパーソナル・データベース・サーバでサポートされています。デフォルトでは、データベース・サーバはポート 2638 でブロードキャストを受信し、適切なポートにリダイレクトします。これで、ほとんどの場合に接続が保証されます。
オプション -sb 0 を設定するか、BroadcastListener オプションをオフ (BroadcastListener=0) にすることで、このデフォルトを上書きし、サーバがポート 2638 で受信しないようにすることもできます。さらに、クライアントとサーバがファイアウォールを介して通信している場合、クライアントは、DoBroadcast=None と Host= を指定して、サーバが受信している正確なポートにパケットを送信する必要があります。
ServerPort プロトコル・オプション [PORT]を参照してください。
プロトコルによっては、次のフォーマットでパラメータを追加できます。
-x tcpip(PARM1=value1;PARM2=value2;...) |
使用可能なパラメータの詳細については、ネットワーク・プロトコル・オプションを参照してください。
UNIX では、複数のパラメータを指定する場合に二重引用符が必要です。
-x "tcpip(PARM1=value1;PARM2=value2;...)" |
次の場合は、共有メモリと TCP/IP 通信だけが許可されます。
-x tcpip |
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