このチュートリアルは、SQL Anywhere .NET データ・プロバイダに用意されている Table Viewer プロジェクトに基づいています。
完全なアプリケーションは、SQL Anywhere サンプル・ディレクトリの samples-dir\SQLAnywhere\ADO.NET\TableViewer にあります。
samples-dir のデフォルトのロケーションについては、サンプル・ディレクトリを参照してください。
Table Viewer プロジェクトは Simple プロジェクトよりも複雑です。このプロジェクトには、次の機能があります。
SAConnection オブジェクトを使用したデータベースへの接続
SACommand オブジェクトを使用したクエリの実行
SADataReader オブジェクトを使用した結果の取得
DataGrid オブジェクトを使用したグリッドによる結果の表示
より高度なエラー処理と結果の確認
サンプルの動作に関する詳細については、Table Viewer サンプル・プロジェクトの知識を参照してください。
Visual Studio を起動します。
[ファイル] - [開く] - [プロジェクト] を選択します。
samples-dir\SQLAnywhere\ADO.NET\TableViewer を参照し、TableViewer.sln プロジェクトを開きます。
プロジェクトで SQL Anywhere .NET データ・プロバイダを使用する場合は、データ・プロバイダ DLL への参照を追加してください。これはすでに Table Viewer コード・サンプルで行われています。データ・プロバイダ DLL への参照は次のロケーションで確認できます。
[ソリューション エクスプローラ] ウィンドウで、[参照設定] フォルダを開きます。
リストに iAnywhere.Data.SQLAnywhere が表示されます。
データ・プロバイダ DLL への参照を追加する手順については、プロジェクトにデータ・プロバイダ DLL への参照を追加するを参照してください。
また、データ・プロバイダ・クラスを参照する using
ディレクティブもソース・コードに追加してください。これはすでに Table Viewer コード・サンプルで行われています。using
ディレクティブを表示するには、次の手順に従います。
プロジェクトのソース・コマンドを開きます。[ソリューション エクスプローラ] ウィンドウで、TableViewer.cs を右クリックし、[コードの表示] を選択します。
上部セクションの using
ディレクティブに次の行が表示されます。
using iAnywhere.Data.SQLAnywhere; |
この行は C# プロジェクトに必要です。Visual Basic を使用している場合、ソース・コードに Imports
行を追加する必要があります。
[デバッグ] - [デバッグなしで開始] を選択するか、[Ctrl + F5] を押して、Table Viewer サンプルを実行します。
アプリケーションが SQL Anywhere サンプル・データベースに接続します。
[Table Viewer] ウィンドウで [接続] をクリックします。
[Table Viewer] ウィンドウで [実行] をクリックします。
アプリケーションは、サンプル・データベースの Employees テーブルからデータを取り出し、次のようにクエリ結果を [結果] データグリッドに表示します。
このアプリケーションから別の SQL 文を実行することもできます。これを行うには、[SQL 文] ウィンドウ枠に SQL 文を入力し、[実行] をクリックします。
ウィンドウ右上の [X] をクリックし、アプリケーションを終了して SQL Anywhere サンプル・データベースとの接続を切断します。これによって、データベース・サーバも停止します。
ここではアプリケーションを実行しました。次の項では、アプリケーション・コードについて説明します。
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