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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - プログラミング » SQL Anywhere データ・アクセス API » SQL Anywhere ASP.NET プロバイダ

 

データベースへの SQL Anywhere ASP.NET プロバイダ・スキーマの追加

SQL Anywhere ASP.NET プロバイダを実装するには、新しいデータベースを作成するか、既存のデータベースにスキーマを追加します。

既存の SQL Anywhere データベースにスキーマを追加するには、SASetupAspNet.exe を実行します。SASetupAspNet.exe は既存の SQL Anywhere データベースに接続し、SQL Anywhere ASP.NET プロバイダに必要なテーブルとストアド・プロシージャを作成します。SQL Anywhere ASP.NET プロバイダのリソースはすべて aspnet_ で始まります。既存のデータベース・リソースとの名前の競合を最小限に抑えるためには、プロバイダのデータベース・リソースを任意のデータベース・ユーザでインストールします。

SASetupAspNet.exe の実行にはウィザードまたはコマンド・ラインを使用できます。ウィザードを使用するには、アプリケーションを実行するか、コマンド・ライン文を引数なしで実行します。コマンド・ラインを使用して SASetupAspNet.exe にアクセスする場合は、引数に疑問符 (-?) を指定すると、データベース構成に関する詳細なヘルプを表示できます。

データベース接続の設定

DBA 権限のあるユーザの接続文字列を指定することをおすすめします。DBA 権限のあるユーザは、必要なパーミッションを持たない他のユーザのリソースを作成できます。また、RESOURCE 権限のあるユーザの接続文字列を指定することもできます。RESOURCE 権限によって、ユーザはテーブル、ビュー、ストアド・プロシージャ、トリガなどのデータベース・オブジェクトを作成できます。RESOURCE 権限はグループ・メンバシップを通して継承されず、DBA 権限を持つユーザによってのみ付与できます。

リソース所有者の指定

ウィザードとコマンド・ラインで新しいリソースの所有者を指定できます。デフォルトでは、新しいリソースの所有者は DBA です。SQL Anywhere ASP.NET プロバイダの接続文字列を指定するときに、DBA でユーザを指定します。ユーザにパーミッションを付与する必要はありません。DBA がリソースを所有し、テーブルとストアド・プロシージャに対するすべてのパーミッションがあります。

機能の選択とデータの保持

特定の機能を選択して追加や削除することができます。共通のコンポーネントは自動的にインストールされます。アンインストールされている機能の [削除] を選択しても効果はありません。すでにインストールされている機能の [追加] を選択すると、その機能が再インストールされます。デフォルトでは、選択した機能に関連付けられているテーブル内のデータは保持されます。ユーザがテーブルのスキーマを大幅に変更した場合は、テーブル内に保存されたデータを自動的に保持できない場合があります。新規に再インストールする必要がある場合は、データの保持をオフにできます。

メンバシップ・プロバイダとロール・プロバイダは同時にインストールすることをおすすめします。メンバシップ・プロバイダとロール・プロバイダの両方がインストールされていない場合、Visual Studio ASP.NET の Web サイト管理ツールの有効性が軽減されます。