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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - プログラミング » SQL Anywhere データベース・ツール・インタフェース » データベース・ツール・インタフェース

 

データベース・ツール・インタフェースの概要

SQL Anywhere は Sybase Central とデータベース管理用のユーティリティのセットを含みます。これらのデータベース管理ユーティリティを使用すると、データベースのバックアップ、データベースの作成、トランザクション・ログの SQL への変換などの作業を実行できます。

サポートするプラットフォーム

すべてのデータベース管理ユーティリティは「データベース・ツール・ライブラリ」と呼ばれる共有ライブラリを使用します。共有ライブラリは、Windows オペレーティング・システム、Linux、UNIX、および Mac OS X 向けに提供されています。Windows 向けのライブラリ名は dbtool11.dll です。Linux および UNIX 向けのライブラリ名は libdbtool11_r.so です。Mac OS X 向けのライブラリ名は libdbtool11_r.dylib です。

データベース・ツール・ライブラリを呼び出すことによって、独自のデータベース管理ユーティリティを開発したり、データベース管理機能をアプリケーションに組み込んだりできます。この章では、データベース・ツール・ライブラリに対するインタフェースについて説明します。この章の説明は、使用中の開発環境からライブラリ・ルーチンを呼び出す方法に精通しているユーザを対象にしています。

データベース・ツール・ライブラリは、各データベース管理ユーティリティに対してそれぞれ関数、またはエントリ・ポイントを持ちます。また、他のデータベース・ツール関数の使用前と使用後に、関数を呼び出す必要があります。

Windows Mobile

Windows Mobile には dbtool11.dll ライブラリが用意されていますが、DBToolsInit、DBToolsFini、DBRemoteSQL、DBSynchronizeLog のエントリ・ポイントだけが含まれています。その他のエントリ・ポイントは、Windows Mobile 用に提供されていません。

dbtools.h ヘッダ・ファイル

SQL Anywhere に含まれる dbtools ヘッダ・ファイルは、DBTools ライブラリへのエントリ・ポイントと、DBTools ライブラリとの間で情報をやりとりするために使用する構造体をリストします。dbtools.h ファイルは、SQL Anywhere インストール・ディレクトリの SDK\Include サブディレクトリにインストールされています。エントリ・ポイントと構造体メンバの最新情報については、dbtools.h ファイルを参照してください。

dbtools.h ヘッダ・ファイルには、他に次のようなファイルが含まれています。

  • sqlca.h   SQLCA 自身ではなく、さまざまなマクロの解析のために使用するものです。

  • dllapi.h   オペレーティング・システムと言語に依存するマクロのためのプリプロセッサ・マクロを定義します。

  • dbtlvers.h   DB_TOOLS_VERSION_NUMBER プリプロセッサ・マクロとその他のバージョン固有のマクロを定義します。

sqldef.h ヘッダ・ファイル

sqldef.h ヘッダ・ファイルには、エラー戻り値が含まれています。

dbrmt.h ヘッダ・ファイル

SQL Anywhere に含まれる dbrmt.h ヘッダ・ファイルは、DBTools ライブラリへの DBRemoteSQL エントリ・ポイントと、DBRemoteSQL エントリ・ポイントとの間で情報をやりとりするために使用する構造体をリストします。dbrmt.h ファイルは、SQL Anywhere インストール・ディレクトリの SDK\Include サブディレクトリにインストールされています。DBRemoteSQL エントリ・ポイントと構造体メンバの最新情報については、dbrmt.h ファイルを参照してください。