各構造体にはバージョン番号を示すメンバがあります。このバージョン・メンバに、アプリケーション開発に使用した DBTools ライブラリのバージョンを格納しておきます。DBTools ライブラリの現在のバージョンは、dbtools.h ヘッダ・ファイルをインクルードするときに定義されます。
バージョン定数を構造体のバージョン・メンバに割り当ててから、DBTools 関数を呼び出します。次の行は、現在のバージョンをバックアップ構造体に割り当てています。
backup_info.version = DB_TOOLS_VERSION_NUMBER; |
バージョン番号を使用することによって、DBTools ライブラリのバージョンが新しくなってもアプリケーションを継続して使用できます。DBTools 関数は、DBTools 構造体に新しいメンバが追加されても、アプリケーションが提示するバージョン番号を使用してアプリケーションが作動できるようにします。
DBTools 構造体が更新されたり、新しいバージョンのソフトウェアがリリースされると、バージョン番号が大きくなります。DB_TOOLS_VERSION_NUMBER を使用し、新しいバージョンの DBTools ヘッダ・ファイルを使用してアプリケーションを再構築する場合は、新しいバージョンの DBTools ライブラリを配備してください。アプリケーションの機能に変更がない場合は、ライブラリ・バージョンの不一致が起こらないように dbtlsvers.h で定義されたバージョン固有のマクロを使用してください。
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