データベースをグローバルに配備するときは、データベースが使用される場所 (ロケール) について考慮してください。ロケールにより、ソート順やテキスト比較ルールが異なる場合があるためです。たとえば、配備するデータベースが 1252LATIN1 照合で作成されているとすると、使用環境によっては不適切な場合があります。
データベースの照合は作成後に変更できないため、インストールの段階でデータベースを作成して、必要なスキーマやデータをデータベースに後で移植することを検討してください。データベースをインストール中に作成するには、dbinit ユーティリティを使用するか、またはユーティリティ・データベースを指定してデータベース・サーバを起動し、CREATE DATABASE 文を発行します。次に SQL 文を使用してスキーマを作成し、必要な操作を行って初期状態のデータベースを設定します。
UCA 照合を使用する場合は、dbinit ユーティリティまたは CREATE DATABASE 文を使用して、文字列のソートや比較を詳細に制御するために照合の適合化オプションを指定することができます。これらのオプションは、「キーワード=値」のペアの形式で、カッコで囲んで指定して、その後ろに照合名を記述します。たとえば CREATE DATABASE 文を使用した場合は、次のような構文を使用して照合の適合化を指定できます。
CHAR COLLATION 'UCA( locale=es;case=respect;accent=respect )' |
または、データベースが使用されるロケールごとに 1 つずつ、複数のデータベース・テンプレートを作成することもできます。データベースを配備するロケールが比較的少ない場合は、この方法が適しています。インストールするデータベースをインストーラで選択することができます。
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