OLE DB クライアント・ライブラリを配備する最も簡単な方法は、Deployment ウィザードを使用することです。詳細については、Deployment ウィザードの使用を参照してください。
独自のインストール環境を構築する場合を考慮して、この項ではエンド・ユーザに配備するファイルについて説明します。
各 OLE DB クライアント・コンピュータには、次のものが必要です。
OLE DB が動作するインストール環境 OLE DB ファイルとファイルの再配布に関する指示については、Microsoft から入手できます。ここでは、その詳細は説明しません。
SQL Anywhere OLE DB プロバイダ 次の表には、SQL Anywhere OLE DB が動作するプロバイダに必要なファイルを示しています。これらのファイルは単一のディレクトリに置いてください。SQL Anywhere のインストールでは、これらのファイルすべてが SQL Anywhere インストール・ディレクトリのオペレーティング・システムに対応するサブディレクトリに置かれます (例:bin32、bin64)。Windows の場合、プロバイダ DLL が 2 つあります。2 つ目の DLL (dboledba11) は、スキーマ・サポートの提供に使用される支援 DLL です。
説明 | Windows |
---|---|
OLE DB ドライバ・ファイル | dboledb11.dll |
OLE DB ドライバ・ファイル | dboledba11.dll |
言語リソース・ライブラリ | dblg[xx]11.dll |
[接続] ウィンドウ | dbcon11.dll |
昇格操作エージェント | dbelevate11.exe (Vista のみ) |
上記のテーブルには、指定が [xx] であるファイルが示されています。メッセージ・ファイルは複数あり、それぞれが異なる言語をサポートしています。異なる言語のサポートをインストールするには、それらの言語のリソース・ファイルを追加してください。
OLE DB プロバイダには、複数のレジストリ・エントリが必要です。レジストリ・エントリを作成するには、regsvr32 ユーティリティを使用して dboledb11.dll および dboledba11.dll の各 DLL を自己登録します。
Windows Vista 以降のバージョンの Windows では、DLL を登録または登録解除するときに必要な権限の昇格をサポートする SQL Anywhere 昇格操作エージェントを含める必要があります。このファイルは、OLE DB プロバイダのインストール手順またはアンインストール手順の一部でのみ必要です。
Windows クライアントには、Microsoft MDAC 2.7 以降を使用することをおすすめします。
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