SQL Anywhere では、一貫したファイル命名規則を使用して、システム・コンポーネントを簡単に識別してグループ分けできるようにしています。
これらの規則は、次のとおりです。
バージョン番号 SQL Anywhere のバージョン番号は、メイン・サーバ・コンポーネント (実行ファイル、ダイナミック・リンク・ライブラリ、共有オブジェクト、ライセンス・ファイルなど) のファイル名に示されます。
たとえば、ファイル dbeng11.exe は Windows 用のバージョン 11 の実行プログラムです。
Language 言語リソース・ライブラリで使用される言語は、ファイル名の中の 2 文字のコードで示されます。バージョン番号の前の 2 文字が、ライブラリで使用されている言語を示します。たとえば、dblgen11.dll は英語版のメッセージ・リソース・ライブラリです。これらの 2 文字のコードは ISO 標準 639-1 に準拠したものです。
言語ラベルの詳細については、言語選択ユーティリティ (dblang)を参照してください。
SQL Anywhere で使用できる言語リストについては、SQL Anywhere のローカライズ版を参照してください。
次の表は、ファイルの拡張子に対応する SQL Anywhere ファイルのプラットフォームと機能を示します。SQL Anywhere では、可能なかぎり標準ファイル拡張子の規則に従います。
ファイル拡張子 | プラットフォーム | ファイル・タイプ |
---|---|---|
.bat、.cmd | Windows | バッチ・コマンド・ファイル |
.chm、.chw | Windows | ヘルプ・システム・ファイル |
.dll | Windows | ダイナミック・リンク・ライブラリ |
.exe | Windows | 実行ファイル |
.ini | すべて | 初期化ファイル |
.lic | すべて | ライセンス・ファイル |
.lib | 開発ツールによって異なる | Embedded SQL 実行プログラム作成用の静的ランタイム・ライブラリ |
.res | Linux、UNIX、Mac OS X | 非 Windows 環境用の言語リソース・ファイル |
.so | Linux、UNIX | 共有オブジェクトまたは共有ライブラリ・ファイル。Windows DLL の同等品。 |
.bundle、.dylib | Mac OS X | 共有オブジェクト・ファイル。Windows DLL の同等品。 |
SQL Anywhere データベースは、次の 2 つの要素で構成されます。
データベース・ファイル 系統立てて管理されたフォーマットで情報を保存するために使用します。デフォルトで、このファイルの拡張子には .db が使用されます。その他の dbspace ファイルも存在する場合があります。これらのファイルには任意のファイル拡張子が付いているか、または拡張子がない場合があります。
トランザクション・ログ・ファイル データベース・ファイルに保存されているデータに加えられた変更をすべて記録するために使用します。デフォルトでは、ファイル拡張子には .log を使用します。トランザクション・ログ・ファイルが存在せず、ログ・ファイルを使用するように指定されている場合は、SQL Anywhere がこのファイルを生成します。トランザクション・ログ・ミラーには、デフォルトのファイル拡張子 .mlg が使用されます。
これらのファイルは、SQL Anywhere のリレーショナル・データベース管理システムによって、更新、保守、管理が行われます。
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