インジケータ変数とは、データのやりとりをするときに補足的な情報を保持する C 変数のことです。インジケータ変数の役割は、場合によってまったく異なります。
NULL 値 アプリケーションが NULL 値を扱えるようにする。
文字列のトランケーション フェッチした値がホスト変数におさまるようにトランケートされた場合に、アプリケーションが対応できるようにする。
変換エラー エラー情報を保持する。
インジケータ変数は short int 型のホスト変数で、SQL 文では通常のホスト変数の直後に書きます。たとえば、次の INSERT 文では、:ind_phone がインジケータ変数です。
EXEC SQL INSERT INTO Employees VALUES (:employee_number, :employee_name, :employee_initials, :employee_phone:ind_phone ); |
フェッチ時または実行時にデータベース・サーバからローを受信しなかった場合 (エラーが発生したか、結果セットの末尾に到達した場合)、インジケータの値は変更されません。
NULL を扱うためのインジケータ変数
トランケートされた値に対するインジケータ変数
変換エラーの場合のインジケータ変数
インジケータ変数値のまとめ
Copyright © 2009, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 11.0.1 |