JDBC アプリケーションでは、一般的に次のような一連のイベントが発生します。
「Connection オブジェクトの作成」
DriverManager クラスの getConnection クラス・メソッドを呼び出すと Connection オブジェクトが作成され、データベースとの接続が確立します。
「Statement オブジェクトの生成」
Connection オブジェクトによって Statement オブジェクトが生成されます。
「SQL 文の引き渡し」
データベース環境で実行する SQL 文が、Statement オブジェクトに渡されます。この SQL 文がクエリの場合、これにより ResultSet オブジェクトが返されます。
ResultSet オブジェクトには SQL 文から返されたデータが格納されていますが、一度に 1 つのローしか公開されません (カーソルの動きと同じです)。
「結果セットのローのループ」
ResultSet オブジェクトの next メソッドが次に示す 2 つの動作を実行します。
現在のロー (ResultSet オブジェクトによって公開されている結果セット内のロー) が、1 つ前に送られます。
ブール値が返され、前に送るローが存在するかどうかが示されます。
「それぞれのローに入る値の検索」
カラムの名前か位置のどちらかを指定すると、ResultSet オブジェクトの各カラムに入る値が検索されます。getData メソッドを使用すると、現在のローにあるカラムから値を取得することができます。
Java オブジェクトは、JDBC オブジェクトを使用してデータベースと対話し、データを取得できます。
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