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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - プログラミング » SQL Anywhere データ・アクセス API » SQL Anywhere JDBC ドライバ » JDBC の概要

 

JDBC プログラムの構造

JDBC アプリケーションでは、一般的に次のような一連のイベントが発生します。

  1. 「Connection オブジェクトの作成」

    DriverManager クラスの getConnection クラス・メソッドを呼び出すと Connection オブジェクトが作成され、データベースとの接続が確立します。

  2. 「Statement オブジェクトの生成」

    Connection オブジェクトによって Statement オブジェクトが生成されます。

  3. 「SQL 文の引き渡し」

    データベース環境で実行する SQL 文が、Statement オブジェクトに渡されます。この SQL 文がクエリの場合、これにより ResultSet オブジェクトが返されます。

    ResultSet オブジェクトには SQL 文から返されたデータが格納されていますが、一度に 1 つのローしか公開されません (カーソルの動きと同じです)。

  4. 「結果セットのローのループ」

    ResultSet オブジェクトの next メソッドが次に示す 2 つの動作を実行します。

    • 現在のロー (ResultSet オブジェクトによって公開されている結果セット内のロー) が、1 つ前に送られます。

    • ブール値が返され、前に送るローが存在するかどうかが示されます。

  5. 「それぞれのローに入る値の検索」

    カラムの名前か位置のどちらかを指定すると、ResultSet オブジェクトの各カラムに入る値が検索されます。getData メソッドを使用すると、現在のローにあるカラムから値を取得することができます。

Java オブジェクトは、JDBC オブジェクトを使用してデータベースと対話し、データを取得できます。