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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - プログラミング » SQL Anywhere データ・アクセス API » SQL Anywhere ODBC API » ODBC アプリケーションの構築

 

UNIX での SQL Anywhere ODBC ドライバ・マネージャの使用

SQL Anywhere には、UNIX 用の ODBC ドライバ・マネージャが用意されています。libdbodm11 共有オブジェクトは、サポートされているすべての UNIX プラットフォームで ODBC ドライバ・マネージャとして使用できます。iAnywhere ODBC ドライバ・マネージャは、バージョン 3.0 以降の ODBC ドライバのロードに使用できます。ドライバ・マネージャは ODBC 1.0/2.0 呼び出しと ODBC 3.x 呼び出し間のマッピングを実行しません。したがって、iAnywhere ODBC ドライバ・マネージャを使用しているアプリケーションでは、バージョン 3.0 以降の ODBC 機能セットを使用するように制限してください。iAnywhere ODBC ドライバ・マネージャは、スレッド・アプリケーションと非スレッド・アプリケーションのどちらでも使用できます。

iAnywhere ODBC ドライバ・マネージャでは、指定された接続に対する ODBC 呼び出しのトレーシングを実行できます。トレーシング機能を有効にするには、TraceLevel と TraceLog ディレクティブを使用します。この 2 つのディレクティブは、接続文字列 (SQLDriverConnect を使用している場合) の一部として、または DSN エントリ内に指定できます。TraceLog は接続に関してトレースされた出力を記録するログ・ファイルで、TraceLevel はトレーシング情報の量を表します。トレースのレベルは次のとおりです。

  • NONE   トレーシング情報を表示しません。

  • MINIMAL   ルーチン名とパラメータを出力に含めます。

  • LOW   ルーチン名とパラメータのほかに戻り値を出力に含めます。

  • MEDIUM   ルーチン名、パラメータ、戻り値のほかに実行日時を出力に含めます。

  • HIGH   ルーチン名、パラメータ、戻り値、実行日時のほかにパラメータ・タイプを出力に含めます。

サード・パーティの UNIX 用 ODBC ドライバ・マネージャも使用できます。詳細については、ドライバ・マネージャに付属のマニュアルを参照してください。