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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - プログラミング » SQL Anywhere データ・アクセス API » チュートリアル:Visual Studio を使用したシンプルな .NET データベース・アプリケーションの開発

 

レッスン 1:テーブル・ビューワの作成

このチュートリアルは、Visual Studio と .NET Framework に基づきます。完全なアプリケーションは、ADO.NET プロジェクトの samples-dir\SQLAnywhere\ADO.NET\SimpleViewer\SimpleViewer.sln にあります。

このチュートリアルでは、Microsoft Visual Studio、サーバ・エクスプローラ、および SQL Anywhere .NET データ・プロバイダを使用して、SQLAnywhere サンプル・データベース内の 1 つのテーブルにアクセスするアプリケーションを作成します。このアプリケーションを使用して、テーブルのローを調べたり更新を実行することができます。

♦  Visual Studio を使用してデータベース・アプリケーションを開発するには、次の手順に従います。
  1. Visual Studio を起動します。

  2. Visual Studio で、[ファイル] - [新規] - [プロジェクト] を選択します。

    [新しいプロジェクト] ウィンドウが表示されます。

    1. [新しいプロジェクト] ウィンドウの左ウィンドウ枠で、プログラミング言語として [Visual Basic] または [Visual C#] を選択します。

    2. [Windows] サブカテゴリで、[Windows アプリケーション] (VS 2005 の場合) または [Windows フォーム アプリケーション] (VS 2008 の場合) を選択します。

    3. プロジェクトの [名前] フィールドに、MySimpleViewer と入力します。

    4. [OK] をクリックし、新規プロジェクトを作成します。

  3. Visual Studio で、[表示] - [サーバー エクスプローラ] を選択します。

  4. [サーバー エクスプローラ] ウィンドウで、[データ接続] - [接続の追加] を選択します。

    SQL Anywhere.demo11 という新しい接続が [サーバー エクスプローラ] ウィンドウに表示されます。

  5. [接続の追加] ウィンドウで次の作業を実行します。

    1. 他のプロジェクトで [接続の追加] を一度も使用したことがない場合は、データ・ソースのリストが表示されます。データ・ソースのリストから [SQL Anywhere] を選択します。

      [接続の追加] を以前に使用したことがある場合は、[変更] をクリックしてデータ・ソースを [SQL Anywhere] に変更します。

    2. [データ ソース] で、[ODBC データ ソース名] を選択して SQL Anywhere 11 Demo と入力します。

      [ODBC データ ソース名] が選択されている [接続の追加] ウィンドウ。
    3. [接続の確認] をクリックして、サンプル・データベースに接続できることを確認します。

    4. [OK] をクリックします。

  6. [サーバー エクスプローラ] ウィンドウで、テーブル名が表示されるまで SQL Anywhere.demo11 接続を展開します。

    1. Products テーブルを右クリックし、[テーブル データの表示] を選択します。

      Products テーブルのローとカラムがウィンドウに表示されます。

    2. テーブル・データのウィンドウを閉じます。

  7. Visual Studio で、[データ] - [新しいデータ ソースの追加] を選択します。

  8. データ ソース構成ウィザードで、次の作業を実行します。

    1. [データ ソースの種類を選択] ページで [データベース] を選択し、[次へ] をクリックします。

    2. [データ接続の選択] ページで SQL Anywhere.demo11 を選択し、[次へ] をクリックします。

    3. [接続文字列をアプリケーション構成ファイルに保存する] ページで、[次の名前で接続を保存する] が選択されていることを確認して [次へ] をクリックします。

    4. [データベース オブジェクトの選択] ページで [テーブル] を選択し、[完了] をクリックします。

  9. Visual Studio で、[データ] - [データ ソースの表示] を選択します。

    [データ ソース] ウィンドウが表示されます。

    [データ ソース] ウィンドウで Products テーブルを展開します。

    1. [Products] をクリックし、ドロップダウン・リストから [詳細] を選択します。

    2. [Photo] をクリックし、ドロップダウン・リストから [Picture Box] を選択します。

    3. [Products] をクリックして、フォーム (Form1) にドラッグします。

    Form1 に、コントロールと複数のラベル付きテキスト・フィールドが表示されます。

    データセット・コントロールと複数のラベル付きテキスト・フィールドがフォームに表示されます。

  10. フォームで、[Photo] の横にあるピクチャ・ボックスを選択します。

    1. ボックスの形を四角形に変更します。

    2. ピクチャ・ボックスの右上の右矢印をクリックします。

      [Picture Box Tasks] ウィンドウが開きます。

    3. [Size Mode] ドロップダウン・リストから、[Zoom] を選択します。

    4. [Picture Box Tasks] ウィンドウを閉じるには、ウィンドウの外側で任意の場所をクリックします。

  11. プロジェクトをビルドし、実行します。

    1. Visual Studio で、[ビルド] - [ソリューションのビルド] を選択します。

    2. Visual Studio で、[デバッグ] - [デバッグの開始] を選択します。

      アプリケーションが SQL Anywhere サンプル・データベースに接続されて、Products テーブルの最初のローがテキスト・ボックスとピクチャ・ボックスに表示されます。

      Products テーブルのローが表示されたアプリケーション。
    3. コントロールのボタンを使用して、結果セットのローをスクロールできます。

    4. ロー番号をスクロール・コントロールに入力すると、結果セットのローに直接アクセスできます。

    5. テキスト・ボックスを使用して結果セットの値を更新し、ディスクのアイコンをクリックして値を保存できます。

    これで、Visual Studio、サーバ・エクスプローラ、SQL Anywhere .NET データ・プロバイダを使用して、シンプルでありながら強力な .NET アプリケーションが作成されました。

  12. アプリケーションを終了してプロジェクトを保存します。