ランタイム Java クラスは、作成時または Java 実行可能となったときにデータベースで使用可能になる低レベルのクラスです。これらのクラスには、Java API のサブセットが含まれています。また、各クラスは Sun Java Development Kit の一部です。
ランタイム・クラスは、アプリケーションを構築するための基本的な機能を提供します。ランタイム・クラスは、常にデータベースのクラスで使用できます。
ランタイム Java クラスを、ユーザが作成したクラスに統合できます。統合するには、その機能を継承するか、メソッド内での計算またはオペレーションで使用します。
ランタイム Java クラスに組み込まれる Java API クラスは、次のとおりです。
プリミティブ Java データ型 Java のプリミティブ (ネイティブ) データ型はすべて、対応するクラスを持っています。これらの型のオブジェクトを作成できる以外に、クラスはさらに次のような便利な機能を備えています。
Java int データ型は、java.lang.Integer に対応するクラスを持ちます。
ユーティリティ・パッケージ java.util.* パッケージには、SQL Anywhere SQL 関数では利用できない機能を持つクラスがいくつか含まれています。
その主なクラスを次に示します。
Hashtable キーを値にマッピングします。
StringTokenizer 文字列を個々のワードに分割します。
Vector サイズを動的に変更できるオブジェクトの配列を保持します。
Stack 後入れ先出しオブジェクト・スタックを保持します。
SQL オペレーション用 JDBC java.SQL.* パッケージには、SQL 文を使用してデータベースからデータを抽出するために Java オブジェクトが必要とするクラスが含まれています。
ユーザ定義クラスとは違って、ランタイム・クラスはデータベースに保管されません。Sun JRE がインストールされている場所に保管されます。
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