アプリケーションに SQL 文をインクルードする方法は、使用するアプリケーション開発ツールとプログラミング・インタフェースによって異なります。
ADO.NET さまざまな ADO.NET オブジェクトを使用して SQL 文を実行できます。SACommand オブジェクトはその 1 つの例です。
SACommand cmd = new SACommand( "DELETE FROM Employees WHERE EmployeeID = 105", conn ); cmd.ExecuteNonQuery(); |
SQL Anywhere .NET データ・プロバイダを参照してください。
ODBC ODBC プログラミング・インタフェースに直接書き込む場合、関数呼び出し部分に SQL 文を記述します。たとえば、次の C 言語の関数呼び出しは DELETE 文を実行します。
SQLExecDirect( stmt, "DELETE FROM Employees WHERE EmployeeID = 105", SQL_NTS ); |
SQL Anywhere ODBC APIを参照してください。
JDBC JDBC プログラミング・インタフェースを使っている場合、statement オブジェクトのメソッドを呼び出して SQL 文を実行できます。次に例を示します。
stmt.executeUpdate( "DELETE FROM Employees WHERE EmployeeID = 105" ); |
SQL Anywhere JDBC ドライバを参照してください。
Embedded SQL Embedded SQL を使っている場合、キーワード EXEC SQL を C 言語の SQL 文の前に置きます。次にコードをプリプロセッサに通してから、コンパイルします。次に例を示します。
EXEC SQL EXECUTE IMMEDIATE 'DELETE FROM Employees WHERE EmployeeID = 105'; |
SQL Anywhere Embedded SQLを参照してください。
Sybase Open Client Sybase Open Client インタフェースを使っている場合、関数呼び出し部分に SQL 文を記述します。たとえば、次の一組の呼び出しは DELETE 文を実行します。
ret = ct_command( cmd, CS_LANG_CMD, "DELETE FROM Employees WHERE EmployeeID=105" CS_NULLTERM, CS_UNUSED); ret = ct_send(cmd); |
Sybase Open Client APIを参照してください。
アプリケーション開発ツール Sybase Enterprise Application Studio ファミリのメンバのようなアプリケーション開発ツールは独自の SQL オブジェクトを提供し、ODBC (PowerBuilder) または JDBC (Power J) を内部で使用します。
アプリケーションに SQL をインクルードする方法の詳細については、使用している開発ツールのマニュアルを参照してください。ODBC または JDBC を使っている場合、そのインタフェース用ソフトウェア開発キットを調べてください。
ストアド・プロシージャとトリガは、データベース・サーバ内で実行するアプリケーションまたはその一部として、さまざまな方法で動作します。この場合、ストアド・プロシージャの多くのテクニックも使用できます。
ストアド・プロシージャとトリガの詳細については、プロシージャ、トリガ、バッチの使用を参照してください。
データベース内の Java クラスはサーバ外部の Java アプリケーションとまったく同じ方法で JDBC インタフェースを使用できます。この章では JDBC についても一部説明します。JDBC の使用の詳細については、SQL Anywhere JDBC ドライバを参照してください。
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