Windows で SQL Anywhere PHP モジュールを使用するには、SQL Anywhere のインストール・ディレクトリから DLL をコピーして PHP インストールに追加する必要があります。オプションとして、モジュールをロードするためのエントリを PHP 初期化ファイルに追加すると、各スクリプトでモジュールを手動でロードする必要がなくなります。
PHP インストール・ディレクトリにある php.ini ファイルを探して、テキスト・エディタで開きます。extension_dir ディレクトリのロケーションを指定する行を探します。extension_dir に特定のディレクトリが設定されていない場合は、システム・セキュリティの安全上、独立したディレクトリを指定することをおすすめします。
php-5.x.y_sqlanywhere.dll ファイルを、SQL Anywhere インストール環境の Bin32 サブディレクトリから php.ini ファイルの extension_dir エントリで指定されたディレクトリにコピーします。
文字列 5.x.y は、インストールした PHP のバージョン番号を表します。
お使いの PHP のバージョンが SQL Anywhere で提供される SQL Anywhere PHP モジュールよりも新しい場合は、SQL Anywhere で提供される最新のモジュールを使用してください。バージョン 5.2.x の SQL Anywhere PHP モジュールは、バージョン 5.3.x の PHP では動作しません。
SQL Anywhere PHP ドライバを自動的にロードするために、次の行を php.ini ファイルの Dynamic Extensions セクションに追加します。
extension=php-5.x.y_sqlanywhere.dll |
5.x.y は、前の手順でコピーした SQL Anywhere PHP モジュールのバージョン番号を表します。
php.ini を保存して閉じます。
PHP ドライバを自動的にロードする代わりに、それを必要とする各スクリプトで手動でロードすることもできます。SQL Anywhere PHP モジュールの設定を参照してください。
SQL Anywhere インストール環境の Bin32 サブディレクトリがパスに含まれていることを確認してください。SQL Anywhere PHP の拡張 DLL では、Bin32 ディレクトリがパスに含まれている必要があります。
コマンド・プロンプトで、次のコマンドを実行して SQL Anywhere サンプル・データベースを起動します。
dbeng11 samples-dir\demo.db |
このコマンドは、サンプル・データベースを使用してデータベース・サーバを起動します。
コマンド・プロンプトで、SQL Anywhere インストール環境の SDK\PHP\Examples サブディレクトリに移動します。実行プログラム・ディレクトリの php がパスに含まれていることを確認します。次のコマンドを入力します。
php test.php |
次のようなメッセージが表示されます。PHP コマンドが認識されない場合は、PHP がパスにあるかを確認します。
Installation successful Using php-5.2.6_sqlanywhere.dll Connected successfully |
SQL Anywhere PHP ドライバがロードされない場合は、コマンド "php -i" を使用して PHP セットアップに関する情報を取得できます。このコマンドの出力で extension_dir と sqlanywhere を検索してください。
ここまで終了したら、データベース・サーバ・メッセージ・ウィンドウで [シャットダウン] をクリックして、SQL Anywhere データベース・サーバを停止します。
詳細については、PHP テスト・ページの作成を参照してください。
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