ADO の Recordset は、SQL Anywhere で処理する場合、カーソルを表します。Recordset オブジェクトの CursorType プロパティを宣言することでカーソルのタイプを選択してから、Recordset を開きます。カーソル・タイプの選択は、Recordset で行える操作を制御し、パフォーマンスを左右します。
ADO には、カーソル・タイプに対する固有の命名規則があります。SQL Anywhere がサポートするカーソル・タイプのセットについては、カーソルのプロパティを参照してください。
使用できるカーソル・タイプと、対応するカーソル・タイプの定数と、それらと同等の SQL Anywhere のタイプは、次のとおりです。
ADO カーソル・タイプ | ADO 定数 | SQL Anywhere のタイプ |
---|---|---|
動的カーソル | adOpenDynamic | 動的スクロール・カーソル |
キーセット・カーソル | adOpenKeyset | スクロール・カーソル |
静的カーソル | adOpenStatic | insensitive カーソル |
前方向カーソル | adOpenForwardOnly | 非スクロール・カーソル |
アプリケーションに適したカーソル・タイプの選択方法については、カーソル・タイプの選択を参照してください。
次のコードは、ADO の Recordset オブジェクトに対してカーソル・タイプを設定します。
Dim myRS As New ADODB.Recordset myRS.CursorType = ADODB.CursorTypeEnum.adOpenDynamic |
Copyright © 2009, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 11.0.1 |