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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - プログラミング » SQL Anywhere データ・アクセス API » SQL Anywhere OLE DB と ADO の開発 » SQL Anywhere を使用した ADO プログラミング

 

Recordset オブジェクトの処理

ADO の Recordset は、SQL Anywhere で処理する場合、カーソルを表します。Recordset オブジェクトの CursorType プロパティを宣言することでカーソルのタイプを選択してから、Recordset を開きます。カーソル・タイプの選択は、Recordset で行える操作を制御し、パフォーマンスを左右します。

カーソル・タイプ

ADO には、カーソル・タイプに対する固有の命名規則があります。SQL Anywhere がサポートするカーソル・タイプのセットについては、カーソルのプロパティを参照してください。

使用できるカーソル・タイプと、対応するカーソル・タイプの定数と、それらと同等の SQL Anywhere のタイプは、次のとおりです。

ADO カーソル・タイプ ADO 定数 SQL Anywhere のタイプ
動的カーソル adOpenDynamic 動的スクロール・カーソル
キーセット・カーソル adOpenKeyset スクロール・カーソル
静的カーソル adOpenStatic insensitive カーソル
前方向カーソル adOpenForwardOnly 非スクロール・カーソル

アプリケーションに適したカーソル・タイプの選択方法については、カーソル・タイプの選択を参照してください。

サンプル・コード

次のコードは、ADO の Recordset オブジェクトに対してカーソル・タイプを設定します。

Dim myRS As New ADODB.Recordset
myRS.CursorType = ADODB.CursorTypeEnum.adOpenDynamic