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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - プログラミング » SQL Anywhere でのプログラミングの概要 » アプリケーションでの SQL の使用 » カーソルの概要

 

カーソルとは ?

「カーソル」とは、結果セットに関連付けられた名前です。結果セットは、SELECT 文かストアド・プロシージャ呼び出しによって取得されます。

カーソルは、結果セットのハンドルです。カーソルには、結果セット内の適切に定義された位置が必ず指定されています。カーソルを使うと 1 回につき 1 つのローのデータを調べて操作できます。SQL Anywhere のカーソルは、クエリ結果内で前方や後方への移動をサポートします。

カーソル位置

カーソルは、次の場所に置くことができます。

  • 結果セットの最初のローの前

  • 結果セット内の 1 つのロー上

  • 結果セットの最後のローの後

左側では最初のローを 0 として順方向に番号が付けられ、右側では最後のローを 0 として逆方向に番号が付けられた、結果セットのローを示す図。

カーソル位置と結果セットは、データベース・サーバで管理されます。ローは、クライアントによって「フェッチ」されて、1 回に 1 つまたは複数のローを表示して処理できます。結果セット全体がクライアントに配信される必要はありません。