この構文は、テーブルの 1 つのカラムまたは複数のカラムに関する統計情報を自動的に更新するかどうかを制御するときに使用します。
ALTER STATISTICS [ ON ] table [ ( column1 [ , column2 ... ] ) ] AUTO UPDATE { ENABLE | DISABLE }
クエリ、DML 文、LOAD TABLE 文の通常実行時に、データベース・サーバはオプティマイザが使用するカラムの統計情報を自動的に維持します。一部のカラムでは、統計情報を維持するときに、生成に必要なオーバヘッドに見合う利点がない場合もあります。たとえば、カラムのクエリ頻度が低い場合、または定期的に大規模な変更があっても最終的にロールバックする場合、継続的に統計情報を更新する意味はほとんどありません。ALTER STATISTICS 文は、このようなカラムの統計情報の自動更新を抑制するときに使用します。
自動更新が無効の場合でも、CREATE STATISTICS 文と DROP STATISTICS 文を使用して、カラムの統計情報を更新できます。パフォーマンスが改善されると判断した場合にのみ、更新してください。通常、カラムの統計情報は無効にしません。
DBA 権限が必要です。
自動更新を無効にすると、統計情報は古くなります。改めて有効にしてもすぐに最新状態には更新されません。必要に応じて統計情報を再作成するには、CREATE STATISTICS 文を実行します。
SQL/2003 ベンダ拡張。
次の例は、Customers テーブルの Street カラムに関する統計情報の自動更新を無効にします。
ALTER STATISTICS Customers ( Street ) AUTO UPDATE DISABLE; |
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