この文は、ユーザの設定を変更するときに使用します。
ALTER USER user-name [ IDENTIFIED BY password ] [ LOGIN POLICY policy-name ] [ FORCE PASSWORD CHANGE { ON | OFF } ]
ALTER USER user-name [ RESET LOGIN POLICY ]
user-name ユーザの名前。
policy-name ユーザに割り当てるログイン・ポリシーの名前。LOGIN POLICY 句が指定されていない場合、変更は行われません。
FORCE PASSWORD CHANGE 句 ログイン時にユーザが新しいパスワードを指定する必要があるかどうかを制御します。この設定は、ポリシーの password_expiry_on_next_login オプション設定を上書きします。
RESET LOGIN POLICY 句 ユーザのログイン・ポリシーの設定を元の値に復元します。ログイン・ポリシーをリセットすると、max_failed_login_attempts や max_days_since_login などのログイン・ポリシー・オプションの制限を超えたためにロックされていたアカウントに、ユーザがアクセスできるようになります。
ユーザ ID とパスワードに使用できない文字列は次のとおりです。
パスワードは有効な ID、または一重引用符で囲んだ文字列 (最高で 255 バイト) にすることができます。パスワードでは大文字と小文字が区別されます。パスワードには 7 ビット ASCII 文字を使用することをおすすめします。それ以外の文字を使用すると、データベース・サーバがクライアントの文字セットを UTF-8 に変換できない場合、パスワードが機能しないことがあります。
verify_password_function オプションは、パスワード規則 (1 桁以上の長さであることなど) の実装に使用できる関数を指定します。パスワード検証機能を使用する場合、GRANT CONNECT 文に複数のユーザ ID とパスワードを指定することはできません。verify_password_function オプション [データベース]を参照してください。
password_expiry_on_next_login 値を ON に設定すると、ユーザが同じポリシーに割り当てられている場合でも、次回ログインすると同時にユーザのパスワードの有効期限が切れます。ALTER USER 句と LOGIN POLICY 句を使用すると、ユーザが次にログインしたときにパスワードの変更を強制できます。
どのユーザも自分のパスワードを変更できます。他のすべての変更には、DBA 権限が必要です。
なし
SQL/2003 ベンダ拡張。
次の文は、ユーザ SQLTester を変更します。パスワードは、"welcome" に設定されます。SQLTester ユーザには Test1 ログイン・ポリシーが割り当てられ、次回のログイン時にパスワードの有効期限が切れることはありません。
ALTER USER SQLTester IDENTIFIED BY welcome LOGIN POLICY Test1 FORCE PASSWORD CHANGE off; |
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