この文は、既存のデータベースの復号化されたコピー (すべてのトランザクション・ログおよび DB 領域を含む) を作成します。
CREATE DECRYPTED DATABASE newfile FROM oldfile [ KEY key ]
CREATE DECRYPTED DATABASE 文は、新しいデータベース・ファイル (newfile) を作成し、元のデータベース・ファイル (oldfile) の置換または削除はしません。
oldfile に含まれるすべての暗号化されたテーブルは、newfile では暗号化されず、テーブルの暗号化は有効になりません。
SQL Anywhere バージョン 11.0.0 以降を使用して作成されたデータベースでは、データベース・ファイルへの不正なアクセスからデータを保護するため、ISYSCOLSTAT、ISYSUSER、ISYSEXTERNLOGIN の各システム・テーブルは常に暗号化されます。
oldfile でトランザクション・ログ・ファイルまたはトランザクション・ログ・ミラー・ファイルが使用されている場合は、名前がそれぞれ newfile.log および newfile.mlg に変更されます。
oldfile に DB 領域ファイルが含まれている場合は、復号化を示す D がファイル名に付加されます。たとえば、CREATE DECRYPTED DATABASE 文を実行すると、oldfile が mydbspace.dbs なら、newfile は mydbspace.dbsD になります。
リカバリが必要なデータベースに対してこの文を実行することはできません。また、この文は、プロシージャ、トリガ、イベント、バッチではサポートされていません。
DBA 権限が必要です。
なし
SQL/2003 ベンダ拡張。
次の最初の文では、demo.db の AES256 で暗号化されたコピー demoEncrypted.db を作成します。2 番目の文では、demoEncrypted.db の復号化されたコピー demoDecrypted.db を作成します。
CREATE ENCRYPTED DATABASE 'demoEncrypted.db' FROM 'demo.db' KEY 'Sd8f6654*Mnn' ALGORITHM 'AES256'; CREATE DECRYPTED DATABASE 'demoDecrypted.db' FROM 'demoEncrypted.db' KEY 'Sd8f6654*Mnn'; |
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