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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - SQL リファレンス » SQL の使用 » SQL 文 » SQL 文 (A ~ D)

 

CREATE DECRYPTED FILE 文

この文は、強力な暗号化が施されているデータベースの復号化されたコピーを作成します。また、この文を使用して、トランザクション・ログ、トランザクション・ログ・ミラー、DB 領域などのデータベース関連ファイルの、復号化されたコピーも作成できます。

構文
CREATE DECRYPTED FILE newfile
FROM oldfile KEY key
パラメータ
  • FROM 句   暗号化ファイル名の一覧が表示されます。

  • KEY 句   暗号化されたファイルへのアクセスに必要なキーをリストします。

備考

この文は、データベースでリカバリが必要であり、データベースの復号化されたコピーをサポート目的で必要な場合に使用します。この文の使用は、トランザクション・ログ・ファイル、トランザクション・ログ・ミラー・ファイル、DB 領域ファイルなどのデータベース関連ファイルの復号化でも必要です。

元のデータベース・ファイルは、暗号化キーを使用して強力な暗号化が施されている必要があります。復号化後のファイルは、暗号化されたファイルの正確なコピーですが、暗号化されていないため、暗号化キーは必要ありません。

この文を使用してデータベースを復号化する場合は、対応するトランザクション・ログ・ファイル (と DB 領域) も復号化しなければ、データベースを使用できません。

リカバリを必要とするデータベースを復号化する場合は、対応するトランザクション・ログ・ファイルも復号化します。また、新しいデータベースのリカバリも必要になります。このプロセスでトランザクション・ログ・ファイルの名前が変わることはありません。したがって、データベースとトランザクション・ログ・ファイルの名前を変更した場合は、復号化後のデータベースに対して dblog -t を実行する必要があります。

テーブルの暗号化が有効なデータベースでは、この文を使用できません。テーブルを復号化する場合、ALTER TABLE 文の NOT ENCRYPTED 句を使用して復号化します。ALTER TABLE 文を参照してください。

注意

SQL Anywhere バージョン 11.0.0 以降を使用して作成されたデータベースでは、データベース・ファイルへの不正なアクセスからデータを保護するため、ISYSCOLSTAT、ISYSUSER、ISYSEXTERNLOGIN の各システム・テーブルは常に暗号化されます。

この文は、プロシージャ、トリガ、イベント、またはバッチではサポートされていません。

パーミッション

DBA 権限が必要です。

関連する動作

なし

参照
標準と互換性
  • SQL/2003   ベンダ拡張。

次の例は、contacts データベースを復号化し、暗号化されていない新しいデータベース contacts2 を作成します。

CREATE DECRYPTED FILE 'contacts2.db'
FROM 'contacts.db'
KEY 'Sd8f6654*Mnn';