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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - SQL リファレンス » SQL の使用 » SQL 文 » SQL 文 (A ~ D)

 

CREATE SYNCHRONIZATION USER 文 [Mobile Link]

SQL Anywhere リモート・データベースでこの文を使用して、Mobile Link ユーザを作成します。

構文
CREATE SYNCHRONIZATION USER ml_username
[ TYPE network-protocol ]
[ ADDRESS protocol-options ]
[ OPTION option=value, ... ]
ml_username: identifier
network-protocol : 
tcpip 
| http 
| https 
| tls
protocol-options : string
value: string | integer
パラメータ
  • ml_username   Mobile Link ユーザを識別する名前。

    Mobile Link ユーザの詳細については、Mobile Link ユーザの概要を参照してください。

  • TYPE 句   同期に使用するネットワーク・プロトコルを指定します。デフォルトのプロトコルは tcpip です。

    通信プロトコルの詳細については、CommunicationType (ctp) 拡張オプションを参照してください。

  • ADDRESS 句   protocol-optionskeyword=value の形式でセミコロンで区切って指定します。どのような設定を指定するかは、使用する通信プロトコル (TCPIP、TLS、HTTP、HTTPS) に応じて異なります。

    プロトコル・オプションの完全なリストについては、Mobile Link クライアント・ネットワーク・プロトコル・オプションの一覧を参照してください。

  • OPTION 句   OPTION 句では、option=value をカンマで区切ったリストで拡張オプションを設定できます。

    各オプションの値に、等号とセミコロンは使用できません。データベース・サーバは、入力されたオプションを、妥当性を検査しないですべて受け入れます。そのため、オプションのスペルを間違えたり、無効な値を入力したりしても、dbmlsync コマンドを実行して同期を行うまでエラー・メッセージが表示されません。

    同期ユーザ用に設定したオプションは、個々のサブスクリプション内で、または dbmlsync コマンド・ラインを使用して上書きできます。

    拡張オプションの詳細については、Mobile Link SQL Anywhere クライアントの拡張オプションを参照してください。

    network-protocolprotocol-optionsoptions は、複数の個所で設定できます。

    異なるロケーションで指定されるオプションを dbmlsync が処理する方法については、優先順位を参照してください。

    この文を使用すると、オプションや他の情報が SQL Anywhere の ISYSSYNC システム・テーブルに格納されます。データベースの DBA 権限を持つユーザであれば、パスワードや暗号化の証明書などの情報を表示できます。このとき考えられるセキュリティ上の問題を回避するために、dbmlsync コマンド・ラインに関する情報を指定できます。

    dbmlsync 構文を参照してください。

パーミッション

DBA 権限が必要です。

関連する動作

オートコミット。

参照
標準と互換性
  • SQL/2003   ベンダ拡張。

次の例は、TCP/IP 経由でサーバ・コンピュータ mlserver.mycompany.com と同期を行う、パスワード Sam を持つ Mobile Link ユーザ SSinger を作成します。ユーザ定義でのパスワードの使用には、セキュリティは適用されません

CREATE SYNCHRONIZATION USER SSinger
TYPE http
ADDRESS 'host=mlserver.mycompany.com'
OPTION MobiLinkPwd='Sam';