SQL Anywhere には、Microsoft Messaging API 標準 (MAPI) または Internet 標準のメール転送プロトコル (SMTP) を使用して電子メールを送信するためのシステム・プロシージャが用意されています。これらのシステム・プロシージャは、拡張システム・プロシージャとして実装されます。各プロシージャは、外部 DLL の関数を呼び出します。
これらのプロシージャは、dbo ユーザ ID によって所有されています。ユーザがこれらのプロシージャを使用するには、EXECUTE パーミッションが必要です。ただし、すでに DBA 権限がある場合は必要ありません。
MAPI または SMTP システム・プロシージャを使用するには、データベース・サーバ・コンピュータから MAPI または SMTP E-mail システムにアクセスできるようにします。
MAPI システム・プロシージャと SMTP システム・プロシージャは、次のとおりです。
xp_startmail MAPI メッセージ・システムにログオンして、指定したメール・アカウントでメール・セッションを開始する。xp_startmail システム・プロシージャを参照してください。
xp_startsmtp SMTP メッセージ・システムにログオンして、指定したメール・アカウントでメール・セッションを開始する。xp_startsmtp システム・プロシージャを参照してください。
xp_sendmail 指定したユーザにメール・メッセージを送信する。xp_sendmail システム・プロシージャを参照してください。
xp_stopmail MAPI メール・セッションを閉じる。xp_stopmail システム・プロシージャを参照してください。
xp_stopsmtp SMTP メール・セッションを閉じる。xp_stopsmtp システム・プロシージャを参照してください。
次のプロシージャは、バックアップが完了したことをユーザ・グループに通知します。
CREATE PROCEDURE notify_backup( ) BEGIN CALL xp_startmail( mail_user='ServerAccount', mail_password='ServerPassword' ); CALL xp_sendmail( recipient='IS Group', subject='Backup', "message"='Backup completed' ); CALL xp_stopmail( ) END; |
MAPI と SMTP 用のシステム・プロシージャのリターン・コード
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