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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - SQL リファレンス » SQL の使用 » SQL 言語の要素 » 特別値

 

SQLSTATE 特別値

SQLSTATE は、最後に実行された SQL 文が成功、エラー、または警告条件になったかどうかを示します。

データ型

String

備考

データベース・サーバは、実行する各 SQL 文に対して、SQLSTATE と SQLCODE を設定します。SQLSTATE は、最後に実行された SQL 文が成功、警告、またはエラー条件になったかどうかを示す文字列です。

各 SQLSTATE は、すべてのプラットフォームに共通するエラーを表し、通常は製品共通の表現が含まれてます。SQLSTATE 値のフォーマットは、2 文字クラス値の後ろに 3 文字サブクラス値が続きます。クラス値とサブクラス値に関する SQLSTATE 適合のガイドラインは、ISO/ANSI SQL 標準に概説されています。

SQL Anywhere は、ISO/ANSI の SQLSTATE 規則に準拠しており、次の追加項目と例外項目があります。

クラスとサブクラス 条件
01WCx 文字セット変換に関する警告
38xxx 外部関数の例外
42Xxx 構文エラー:式
42Rxx 構文エラー:参照整合性 (たとえば、2 つ目のプライマリ・キーを作成しようとした場合)
42Wxx 構文エラー:汎用
42Uxx 構文エラー:重複したオブジェクト参照、定義されていないオブジェクト参照、またはあいまいなオブジェクト参照
42Zxx アクセス違反
54Wxx 製品の制限超過
55Wxx オブジェクトが操作を成功させるために必要なステータスにない
57xxx リソース使用不可またはオペレータ介入
5Rxxx SQL Remote のエラー
WBxxx オンライン・バックアップのエラー
WIxxx データベースの内部エラー
WPxxx プロシージャ、変数などでのエラー
WLxxx ロードかアンロードまたはその両方のエラー
WWxxx SQL Anywhere 固有のその他のエラー/警告 (システム障害を含む)
WOxxx リモート・データ・アクセス機能に関するエラー
WJxxx JCS と JDBC 関連のエラー
WCxxx 文字変換のエラー
WXxxx XML 関連のエラー
WTxxx テスト関連のエラー

正常終了クラスは '00xxx' です (たとえば、'00000')。

SQLSTATE と SQLCODE は、各 SQLCODE が SQLSTATE に対応しており、各 SQLSTATE が 1 つ以上の SQLCODE に対応していることがあるという点で関連しています。

SQLSTATE に関連付けられたエラー条件を返すには、ERRORMSG 関数を使用できます。ERRORMSG 関数 [その他]を参照してください。

SQL Anywhere で使用される SQLSTATE 値を確認するには、SQL Anywhere のエラー・メッセージ (SQLSTATE 順)を参照してください。

参照
標準と互換性
  • SQL/2003:コア機能   値 '0' ~ '4' と 'A' ~ 'H' で始まる SQLSTATE クラス (最初の 2 文字) は、ANSI 標準で定義されています。その他のクラスは実装依存です。同様に、値 '0' ~ '4' と 'A' ~ 'H' で始まるサブクラス値も、ANSI 標準で定義されています。これらの範囲に含まれないサブクラス値は実装依存です。