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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - SQL リファレンス » SQL の使用 » SQL 文 » SQL 文 (P ~ Z)

 

START DATABASE 文

この文は、現在のデータベース・サーバ上でデータベースを起動するために使用します。

構文
START DATABASE database-file [ start-options ... ]
start-options :
[ AS database-name ]
[ ON database-server-name ]
[ WITH TRUNCATE AT CHECKPOINT ]
[ FOR READ ONLY ]
[ AUTOSTOP { ON | OFF } ]
[ KEY key ]
[ WITH SERVER NAME alternative-database-server-name ]
[ DIRECTORY dbspace-directory ]
パラメータ
  • database-file   database-file パラメータは文字列です。database-file に相対パスを指定する場合、そのパスはデータベース・サーバの開始ディレクトリを基準にします。

  • start-options 句   start-options は任意の順序で表示できます。

    • AS 句   database-name を指定しない場合は、デフォルト名がデータベースに割り当てられます。このデフォルト名は、データベース・ファイルのルートです。たとえば、ファイル C:\Database Files\demo.db 内のデータベースにはデフォルト名の demo が付きます。database-name パラメータは識別子です。

    • ON 句   この句は Interactive SQL でのみサポートされます。Interactive SQL では、server-name を指定しない場合、デフォルト・サーバは、現在実行しているサーバのうち、最初に起動したサーバです。server-name パラメータは識別子です。

    • WITH TRUNCATE AT CHECKPOINT 句   チェックポイントのログの切り捨てを有効にしてデータベースを起動します。

    • FOR READ ONLY 句   読み込み専用モードでデータベースを起動します。リカバリが必要なデータベースで使用した場合は文が失敗し、エラーが返されます。

    • AUTOSTOP 句   AUTOSTOP 句のデフォルト設定は ON です。AUTOSTOP を ON に設定すると、最後の接続が削除されるときに、データベースが自動的にアンロードされます。AUTOSTOP を OFF に設定すると、データベースはアンロードされません。

      Interactive SQL では、ON と OFF の代わりに YES と NO も使用できます。

    • KEY 句   データベースが強力に暗号化されている場合は、この句を使用して KEY 値 (パスワード) を入力します。

    • WITH SERVER NAME 句   この句は、データベース・サーバに接続するときにそのサーバの代替名を指定するときに使用します。データベースのミラーリングを使用している場合、プライマリ・サーバとミラー・サーバの両方に同じデータベース・サーバ名を付ける必要があります。これは、クライアントは接続先がどちらのサーバになるかわからないためです。

      代替サーバ名とデータベースのミラーリングの詳細については、-sn オプションデータベース・ミラーリングの概要を参照してください。

    • DIRECTORY 句   この句を使用して、起動しようとしているデータベースの DB 領域が配置されているディレクトリを指定します。たとえば、データベース・サーバが DB 領域と同じディレクトリで起動されている場合に DIRECTORY '.' 句があると、データベース・サーバに対して現在のディレクトリにあるすべての DB 領域を検出するように指示することになります。-ds データベース・オプションを参照してください。

備考

指定したデータベースを現在のデータベース・サーバで起動します。

データベースに接続していない状態で、START DATABASE 文を使用する場合、まずユーティリティ・データベースなどのデータベースに接続します。

ユーティリティ・データベースについては、ユーティリティ・データベースの使用を参照してください。

START DATABASE 文は、指定されたデータベースに現在のアプリケーションを接続しません。START DATABASE 文を使用する場合も明示的な接続が必要です。

Interactive SQL は ON 句をサポートします。この句によって、データベースを現在のデータベース・サーバ以外のサーバで起動できます。

SQL Anywhere ユーティリティ・データベースへの接続に使用できるのは utility_db という名前のデータベースのみです。ユーティリティ・データベースの使用を参照してください。

パーミッション

必要なパーミッションは、データベース・サーバの -gd オプションで指定します。このオプションは、パーソナル・データベース・サーバでは all、ネットワーク・サーバでは DBA にデフォルトで設定されます。

関連する動作

なし

参照
標準と互換性
  • SQL/2003   ベンダ拡張。

現在のサーバでデータベース・ファイル C:\Database Files\sample_2.db を起動します。

START DATABASE 'c:\database files\sample_2.db';

Interactive SQL から、データベース・ファイル c:\Database Files\sample_2.db を sam2 としてサーバ sample 上で起動します。

START DATABASE 'c:\database files\sample_2.db'
AS sam2
ON sample;