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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - SQL リファレンス » システム・オブジェクト » テーブル » システム・テーブル

 

DUMMY システム・テーブル

カラム名 カラム型 カラム制約 テーブル制約
dummy_col INTEGER NOT NULL

DUMMY テーブルは、常に 1 つだけのローを持つ、読み込み専用のテーブルとして提供されています。これはデータベースから情報を抽出するのに役立ちます。次に、データベースから現在のユーザ ID と今日の日付を取り出す例を示します。

SELECT USER, today(*) FROM SYS.DUMMY;

FROM 句での SYS.DUMMY はオプションです。FROM 句でテーブルが指定されない場合は、テーブルは SYS.DUMMY テーブルと見なされます。上記の例は、次のように記述できます。

SELECT USER, today(*);

dummy_col   このカラムは使用されません。テーブルはカラムなしでは作成できないので、このカラムが存在します。

SYS.DUMMY テーブルからの読み取りコストは、同様のユーザ作成テーブルからの読み取りコストよりも低いコストです。これは、SYS.DUMMY のテーブル・ページにはラッチがないためです。

アクセス・プランは、SYS.DUMMY テーブルのスキャンによって構築されるわけではありません。そうではなく、SYS.DUMMY への参照がロー・コンストラクタ・アルゴリズムに置き換えられ、これがテーブル参照を仮想化します。これにより、SYS.DUMMY の使用に伴う競合を排除できます。ただし、DUMMY は、テーブル名か相関名またはその両方として、短いプラン、長いプラン、グラフィカルなプランに引き続き表示されます。RowConstructor アルゴリズム (ROWS)を参照してください。