診断トレーシング・テーブルに格納するトレーシング情報のレベルを初期化します。
sa_set_tracing_level( level [, specified_scope , specified_name ] [, do_commit ] )
level 実行する診断トレーシングのレベルを指定する INTEGER パラメータ。使用できる値は、次のとおりです。
0 トレーシング・データを生成しません。このレベルは、トレーシング・セッションを開いたままにしますが、トレーシング・データを診断トレーシング・テーブルに送信しません。
1 トレーシングの基本レベルを設定します。
2 トレーシングの中間レベルを設定します。
3 トレーシングの高度レベルを設定します。
specified_scope トレーシングのスコープを指定する任意の LONG VARCHAR パラメータ。たとえば、USER、DATABASE、CONNECTION_NAME、TRIGGER などを指定します。
specified_name specified_scope に示されたオブジェクトの識別子を指定する任意の LONG VARCHAR パラメータ。
do_commit このプロシージャによって挿入されるローを自動的にコミットするかどうかを指定する任意の TINYINT パラメータ。1 (デフォルト) を指定すると、ローは自動的にコミットされます (この設定をおすすめします)。0 を指定すると、ローは自動的にコミットされません。
このプロシージャは、sa_diagnostic_tracing_level テーブルにローを置換します。このとき、トレーシング・レベルと範囲は、プロシージャの呼び出し時に指定した設定に変更されます。
レベル 0 に設定しても、トレーシング・セッションは停止しません。その代わり、トレーシング・セッションはトレーシング・データベースに所属したままで、トレーシング・データは送信されません。レベルが 0 のときでもトレーシング・セッションはアクティブです。
このシステム・プロシージャは、プロファイル対象のデータベースから呼び出す必要があります。
DBA 権限が必要です。
なし
次の例は、トレーシング・レベルを 1 に設定します。つまり、パフォーマンス・カウンタ・データや実行される文のサンプル用としてデータベース全体をプロファイルします。
CALL sa_set_tracing_level( 1 ); |
次の例は、トレーシング・レベルを 3 に設定し、ユーザ AG84756 を指定します。つまり、AG84756 と関連付けられているアクティビティのみがトレースされます。
CALL sa_set_tracing_level( 3, 'user', 'AG84756' ); |
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