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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - SQL リファレンス » システム・オブジェクト » テーブル » 診断トレーシング・テーブル

 

sa_diagnostic_query テーブル

sa_diagnostic_query テーブルは dbo ユーザが所有しています。また、特に最適化したコンテキストなど、クエリの最適化情報を格納しています。このテーブルのローは、クエリのオプティマイザの呼び出しを表します。最適化時にキャプチャされたプランはここに格納されます。

このテーブルの値の一部は、データベース・オプション値を反映します。

このテーブルには sa_diagnostic_query と sa_tmp_diagnostic_query という 2 つのバージョンがあります。

カラム
カラム名 カラム型 カラム制約 テーブル制約
logging_session_id UNSIGNED INT NOT NULL プライマリ・キー。外部キーは sa_diagnostic_statement を参照します。
query_id UNSIGNED BIGINT NOT NULL プライマリ・キー。外部キーは sa_diagnostic_statement を参照します。
statement_id UNSIGNED BIGINT NOT NULL
user_object_id UNSIGNED BIGINT NOT NULL
start_time TIMESTAMP NOT NULL
cache_size_bytes UNSIGNED BIGINT
optimization_goal TINYINT
optimization_level TINYINT
user_estimates TINYINT
optimization_workload TINYINT
available_requests TINYINT
active_requests TINYINT
max_tasks TINYINT
used_bypass TINYINT
estimated_cost_ms TINYINT
plan_explain LONG VARCHAR
plan_xml LONG VARCHAR
sql_rewritten LONG VARCHAR

logging_session_id   クエリまたは要求が発生したときのロギング・セッションの ID。

query_id   クエリをユニークに識別する番号。

statement_id   クエリで文をユニークに識別する番号。

user_object_id   このクエリが実行されたときのユーザのオブジェクト ID。クエリをプロシージャから実行した場合、これはプロシージャ所有者のユーザ ID になります。

start_time   クエリを最適化した時刻。

cache_size_bytes   クエリを最適化した時点のキャッシュ・サイズ (バイト単位)。

optimization_goal   クエリ処理の最適化の対象を、最初のローを迅速に返すこと、または完全な結果セットを返すコストを最小限に抑えることのどちらかに指定します。この値は、optimization_goal データベース・オプションの値を反映しています。

このカラムに使用できる値については、optimization_goal オプション [データベース]を参照してください。

optimization_level   SQL Anywhere クエリ・オプティマイザが SQL 文のアクセス・プランの検索に費やす作業量を制御します。この値は、optimization_level データベース・オプションの値を反映しています。

このカラムに使用できる値については、optimization_level オプション [データベース]を参照してください。

user_estimates   クエリの述部に含まれるユーザ選択性推定をクエリ・オプティマイザが尊重するか無視するかを制御します。この値は、user_estimates データベース・オプションの値を反映しています。

このカラムに使用できる値については、user_estimates オプション [データベース]を参照してください。

optimization_workload   クエリ処理において、更新と読み込みを組み合わせた負荷に対して最適化するか、または大部分が読み込みベースの負荷に対して最適化するかを決定します。この値は、optimization_workload データベース・オプションの値を反映しています。

このカラムに使用できる値については、optimization_workload オプション [データベース]を参照してください。

available_requests   クエリ内並列処理のレベルを内部的に計算するときに使用します。

active_requests   クエリ内並列処理のレベルを内部的に計算するときに使用します。

max_tasks   クエリ内並列処理のレベルを内部的に計算するときに使用します。

used_bypass   単純なクエリの回避を使用したかどうか。1 の値は、回避を使用したことを示します。0 の値は、クエリを完全に最適化したことを示します。

estimated_cost_ms   推定コスト (ミリ秒)。

plan_explain   このクエリのテキスト・プラン表記。

plan_xml   クエリのグラフィカル・プラン表記 (記録された場合)。

sql_rewritten   最適化を適用した後のクエリのテキスト。最適化のロギングが有効な場合、値はこのカラムにのみ表示されます。

参照