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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - SQL の使用法 » データベースの作成 » データ整合性の確保

 

ドメインの使い方

「ドメイン」とはユーザ定義データ型のことです。これを他の属性と一緒に使用して、値の許容範囲を制限したりデフォルト値を設定したりできます。ドメインを使うと既存のデータ型を拡張できます。通常、値の許容範囲の制限には検査制約が使われます。さらに、ドメインではデフォルト値を設定できます。値は NULL であってもそうでなくてもかまいません。

独自のドメインを定義することには次のような利点があります。

  • 不適切な値が入力された場合の一般的なエラーを防ぐ。ドメインに設定した制約で、値を一定の範囲またはフォーマットに保持させたいすべてのカラムと変数に、ある範囲内またはフォーマットの値だけを保持させることができます。たとえば、あるデータ型によって、データベースに入力されるクレジット・カード番号に確実に正しい桁数が入るようにできます。

  • アプリケーションやデータベースの構造をわかりやすくする。

  • 利便性。たとえば、テーブルの識別子をすべて正の整数にし、デフォルト値としてオートインクリメントにするとします。テーブルを新しく作成するたびにこうした制約を設定するよりも、新しいドメインを定義して識別子がそのドメイン型の値以外をとらないように設定する方が、作業が少なくて済みます。

ドメインの詳細については、SQL データ型を参照してください。


ドメインの作成 (Sybase Central の場合)
ドメインの作成 (SQL の場合)
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