クライアント・アプリケーションがあるテーブルからプライマリ・キーの値を更新または削除したときに、データベース内にそのプライマリ・キーを参照する外部キーがある場合、参照整合性に違反する危険性があります。
サーバがプライマリ・キーの更新または削除を許可して、それを参照する外部キーに何も変更を加えないと、外部キーの参照は無効になります。KEY JOIN 句を使用した SELECT 文など、外部キーの参照を使う処理は、参照先のテーブルに対応する値がないためエラーになります。
SQL Anywhere は、エンティティ整合性に違反しそうになると、単にデータ入力を拒否してエラー・メッセージを表示するだけですが、参照整合性の違反への対応は複雑になる場合があります。参照整合性を維持するための参照整合性アクションとして知られている手段はいくつかあります。
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