他から参照されているプライマリ・キーの更新や削除に対して参照整合性を維持する最も単純な方法は、更新や削除を禁止することです。しかしそれ以外にも、参照整合性を保つために各外部キーを操作することもできます。データベース管理者やテーブル所有者は、CREATE TABLE 文と ALTER TABLE 文を使って、変更されたプライマリ・キーを参照している外部キーに対し、整合性の違反が発生したときに実行するアクションを指定できます。
参照整合性アクションは、プライマリ・キーの更新と削除に対してそれぞれ別に指定できます。
参照整合性アクションはシステム・トリガとして実装されます。トリガはプライマリ・テーブル上で定義され、セカンダリ・テーブルの所有者のパーミッションを使って実行されます。つまり、特にパーミッションが与えられていなくても、所有者の違うテーブルに対するカスケード処理ができることになります。
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