AT キーワードを CREATE TABLE と CREATE EXISTING TABLE とともに使用して、既存のオブジェクトのロケーションを定義します。ロケーション文字列は、ピリオドかセミコロンで区切られた 4 つの部分からなります。セミコロン・デリミタを使用すると、データベース・フィールドと所有者フィールドでファイル名と拡張子を使用できます。
AT 句の構文は次のようになります。
... AT 'server.database.owner.table-name' |
server CREATE SERVER 文で指定されたもので、Adaptive Server Anywhere がサーバを識別する名前です。このフィールドはすべてのリモート・データ・ソースに必須です。
database データベース・フィールドの意味は、データ・ソースによって異なります。場合によってはこのフィールドは適用せず、入力しないでおきます。ただし、その場合でもデリミタは必要です。
データ・ソースが Adaptive Server Enterprise の場合は、database によってテーブルを保管しているデータベースが指定されます。たとえば、master または pubs2 などです。
データ・ソースが SQL Anywhere の場合は、このフィールドは適用されません。入力しないでおきます。
データ・ソースが Excel、Lotus Notes、または Access の場合は、テーブルが保管されているファイルの名前を入力します。ファイル名にピリオドがある場合には、セミコロン・デリミタを使用してください。
owner データベースが所有者の概念をサポートしている場合、所有者名を表します。このフィールドは、何人かの所有者が同じ名前でテーブルを所有する場合にだけ必要です。
table-name このフィールドはテーブルの名前を指定します。Excel スプレッドシートの場合、これはブックの「シート」の名前になります。table-name を入力しない場合、リモート・テーブル名はローカルのプロキシ・テーブル名と同じであると見なされます。
以下はロケーション文字列の使用例です。
SQL Anywhere:
'RemoteSA..GROUPO.Employees' |
Adaptive Server Enterprise:
'RemoteASE.pubs2.dbo.publishers' |
Excel:
'excel;d:\pcdb\quarter3.xls;;sheet1$' |
Access:
'access;\\server1\production\inventory.mdb;;parts' |
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