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動的キャッシュ・サイズ決定 (Windows)

Windows と Windows Mobile では、データベース・サーバがキャッシュとオペレーションの統計を 1 分ごとに評価し、最適なキャッシュ・サイズを計算します。データベース・サーバは、ターゲットのキャッシュ・サイズを計算します。このキャッシュは、現在使用されていない物理メモリの約 5 MB をシステムが使用できるように残し、それ以外をすべて使用します。ターゲット・キャッシュ・サイズが、明示的または暗黙的に指定された最小キャッシュ・サイズより小さくなることはありません。ターゲットのキャッシュ・サイズは、明示的または暗黙的に指定された最大キャッシュ・サイズ、またはすべてのオープン・データベースとテンポラリ・ファイル合計サイズにメイン・ヒープのサイズを加えたものを超えることはありません。

キャッシュ・サイズの変動を防ぐために、データベース・サーバはキャッシュ・サイズを段階的に増やします。すぐにターゲット値に調整するのではなく、調整するたびに現在のサイズとターゲット・サイズの差の 75% ずつキャッシュ・サイズを修正します。

Windows では、データベース・サーバの起動時に -cw コマンド・ライン・オプションを指定すると、Address Windowing Extensions (AWE) を使用して大きなキャッシュ・サイズをサポートできます。AWE キャッシュでは、動的なキャッシュ・サイズの変更はサポートされていません。Windows Mobile では、AWE キャッシュをサポートしていません。-cw サーバ・オプションを参照してください。