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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - SQL の使用法 » データベース・パフォーマンスのモニタリングと改善 » データベース・パフォーマンスの改善 » 診断トレーシングを使用した詳細なアプリケーション・プロファイリング

 

診断トレーシング条件

次の表は、設定可能な診断トレーシング「条件」を示します。条件は、特定の診断トレーシング・タイプのトレーシング・データが記録されるために満たす必要がある条件です。次の表に示すように、ほとんどの条件には値が必要です。条件は、dbo.sa_diagnostic_tracing_level 診断テーブルの trace_condition カラムに格納されます。対応する値 (ミリ秒単位の時間) が value カラムに格納されていることがあります。条件カラムの値は、データベース・トレーシング・ウィザードで指定される設定を反映しています。

trace_condition カラムの値 説明
NONE または NULL

レベルとスコープの条件を満たすトレーシング・データをすべて記録します。この条件を高コストの診断トレーシング・レベル (たとえばプラン) と同時に長時間使用することはおすすめしません。

SAMPLE_EVERY

最後のイベントが記録されてから指定された間隔以上の時間が経過した場合に、レベルとスコープの要件を満たすトレーシング・データを記録します。

値:この条件には時間をミリ秒単位で表した正の整数を指定します。

ABSOLUTE_COST

実行コストが指定する値以上である文を記録します。

値:この条件には、ミリ秒単位のコスト値を指定します。

RELATIVE_COST_DIFFERENCE

予想実行時間と実際の実行時間の差が、指定する値以上である文を記録します。

値:この条件には、パーセント単位のコスト値を指定します。たとえば、予想よりも 2 倍以上低速の文をログに取るには、値 200 を指定します。

参照