Click here to view and discuss this page in DocCommentXchange. In the future, you will be sent there automatically.

SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - SQL の使用法 » データベース・パフォーマンスのモニタリングと改善 » データベース・パフォーマンスの改善 » 診断トレーシングを使用した詳細なアプリケーション・プロファイリング

 

診断トレーシングのレベル

次のリストは、データベース・トレーシング・ウィザードで指定される診断トレーシング・レベルを示したものです。各種の診断トレーシング・タイプの説明については、診断トレーシングのタイプを参照してください。

パフォーマンスへの影響は、トレーシング・データが別のデータベース・サーバ上にある (推奨) トレーシング・データベースに送信されるという前提で推定しています。

  • レベル 0   このレベルでは、トレーシング・セッションが実行されますが、トレーシング・データがトレーシング・テーブルに送信されません。

  • レベル 1   パフォーマンス・カウンタと実行された文のサンプリングが (5 秒に 1 回) 収集されます。このレベルでは、次の診断トレーシング・タイプがあります。

    • volatile_statistics、1 秒ごとのサンプリング

    • non_volatile_statistics、60 秒ごとのサンプリング

    このレベルは、パフォーマンスにほとんど影響がありません。

  • レベル 2   このレベルでは、パフォーマンス・カウンタと実行された文のサンプリングが (5 秒に 1 回) 収集され、すべての実行された文が記録されます。このレベルでは、次の診断トレーシング・タイプがあります。

    • volatile_statistics、1 秒ごとのサンプリング

    • non_volatile_statistics、60 秒ごとのサンプリング

    • statements

    • plans、5 秒ごとのサンプリング

    このレベルは、パフォーマンスに影響があります。20% 以下のオーバヘッドが発生します。

  • レベル 3   このレベルでは、レベル 2 と同じ情報が記録されますが、プランのサンプリング頻度が高く (2 秒に 1 回)、ブロックとデッドロックの情報がより詳細です。このレベルでは、次の診断トレーシング・タイプがあります。

    • volatile_statistics、1 秒ごとのサンプリング

    • non_volatile_statistics、60 秒ごとのサンプリング

    • statements

    • blocking

    • deadlock

    • statements_with_variables

    • plans、2 秒ごとのサンプリング

    このレベルはパフォーマンスへの影響が最大で、20% を超えるオーバヘッドが発生します。