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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - SQL の使用法 » SQL のダイアレクトと互換性 » SQL ダイアレクト » Transact-SQL との互換性を意識したデータベースの設定

 

大文字と小文字の区別

データベースにおける大文字と小文字の区別は、次のことに関連があります。

  • データ   データの大文字と小文字を区別するかしないかは、インデックスなどに反映されます。

  • 識別子   識別子には、テーブル名、カラム名などがあります。

  • パスワード   SQL Anywhere データベースのパスワードは常に大文字と小文字が区別されます。

データの大文字と小文字の区別

SQL Anywhere では、比較におけるデータの大文字と小文字の区別は、データベース作成時に決定します。SQL Anywhere データベースは、デフォルトでは、データは常に入力されたとおりの大文字と小文字で保持されていますが、比較において大文字と小文字を区別しません。

Adaptive Server Enterprise での大文字と小文字の区別は、Adaptive Server Enterprise システムにインストールされているソート順によって異なります。大文字と小文字の区別は、シングルバイト文字セットの場合は、Adaptive Server Enterprise のソート順を再設定して変更できます。

識別子の大文字と小文字の区別

SQL Anywhere は大文字と小文字を区別する識別子をサポートしません。Adaptive Server Enterprise では、識別子の大文字と小文字の区別はデータの大文字と小文字の区別に従います。データベースで使用するデフォルトのユーザ ID は、DBA です。

Adaptive Server Enterprise では、ドメイン名の大文字と小文字を区別します。SQL Anywhere では、Java データ型を例外として、ドメイン名の大文字と小文字を区別しません。

パスワードの大文字と小文字の区別

SQL Anywhere のパスワードでは、常に大文字と小文字が区別されます。DBA ユーザ ID のデフォルトのパスワードは、小文字の sql です。

Adaptive Server Enterprise では、ユーザ ID とパスワードの大文字と小文字の区別は、サーバの大文字と小文字の区別に従います。