SQL Anywhere は、制約とデフォルト定義をデータ型定義内にカプセル化できるドメインをサポートします。Adaptive Server Anywhere はまた、CREATE TABLE 文の明示的なデフォルトと CHECK 条件もサポートします。ただし、名前付きデフォルトはサポートしません。
SQL Anywhere と Adaptive Server Enterprise は、NULL の処理に関して異なる点があります。Adaptive Server Enterprise では、NULL は値として処理されることがあります。
たとえば、Adaptive Server Enterprise のユニーク・インデックスには、NULL があるローと、NULL 以外は同一のローを同時に格納できません。SQL Anywhere では、このようなローでもユニーク・インデックスに格納できます。
デフォルトでは、Adaptive Server Enterprise のカラムは NOT NULL に設定されていますが、SQL Anywhere のデフォルト設定値は NULL です。この設定は、allow_nulls_by_default オプションを使用して制御できます。NULL または NOT NULL を明示的に指定して、データ定義文を転送可能にします。
このオプションの詳細については、Transact-SQL との互換性を維持するためのオプション設定を参照してください。
テンポラリ・テーブルを作成するには、CREATE TABLE 文のテーブル名の先頭にシャープ記号 (#) を付けます。このようなテンポラリ・テーブルは、SQL Anywhere の宣言テンポラリ・テーブルであり、現在の接続でしか使用できません。
テーブルの物理的配置は、Adaptive Server Enterprise と SQL Anywhere では実行方法が異なります。SQL Anywhere は ON segment-name 句をサポートしますが、segment-name は SQL Anywhere の DB 領域を参照します。
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