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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - SQL の使用法 » データベース・パフォーマンスのモニタリングと改善 » アプリケーション・プロファイリングのチュートリアル » チュートリアル:速度が遅い文の診断

 

レッスン 1:診断トレーシング・セッションの作成

データベース・トレーシング・ウィザードを使用して、診断トレーシング・セッションを作成できます。トレーシング・セッションは、処理の継続時間を含む、処理中の文のデータを取得します。

このチュートリアルは、テスト・データベースが作成されていることを前提としています。テスト・データベースを作成していない場合は、レッスン 1:テスト・データベースの作成を参照してください。

ヒント

このチュートリアルの SQL 文をコピーして Interactive SQL にペーストできます。

♦  診断トレーシング・セッションを作成するには、次の手順に従います。
  1. Sybase Central を起動し、ユーザ ID に DBA、パスワードに sql を使用してテスト・データベース app_profiling.db に接続します。

    Sybase Central の起動とデータベースへの接続の操作に慣れていない場合は、ローカル・データベースへの接続を参照してください。

  2. データベース・トレーシング・ウィザードを起動します。

    1. Sybase Central で、[モード] - [アプリケーション・プロファイリング] を選択します。アプリケーション・プロファイリング・ウィザードが表示された場合は、[キャンセル] をクリックします。

    2. [ファイル] - [トレーシング] - [トレーシングの設定と開始] を選択します。

    3. [ようこそ] ページで、[次へ] をクリックします。

    4. [トレーシング詳細レベル] ページで、[高 (短期間の集中的なモニタリングに推奨)] を選択し、[次へ] をクリックします。

    5. [トレーシング・レベルの編集] ページで、[次へ] をクリックします。

    6. [外部データベースの作成] ページで、[新しいデータベースを作成せず、既存のトレーシング・データベースを使用] を選択し、[次へ] をクリックします。

    7. [トレースの開始] ページで、[このデータベースにトレーシング・データを保存] を選択します。

    8. 格納するトレーシング・データの量を制限しない場合は、[制限なし] を選択し、[完了] をクリックします。

  3. Sybase Central の左ウィンドウ枠で、app_profiling - DBA データベースを選択し、[ファイル] - [Interactive SQL を開く] を選択します。

    Interactive SQL が起動し、app_profiling - DBA データベースに接続します。

  4. Interactive SQL で、次の SQL 文を実行します。

    SELECT SalesOrderItems.ID, LineID, ProductID, SalesOrderItems.Quantity, ShipDate
    FROM SalesOrderItems, SalesOrders
    WHERE SalesOrders.CustomerID = 105 AND 
       SalesOrderItems.ID=SalesOrders.ID;
  5. Interactive SQL で、次の SQL 文を実行します。このクエリは、前のクエリと同じ結果を返しますが、非相関サブクエリを使用します。

    SELECT * 
    FROM SalesOrderItems
    WHERE SalesOrderItems.ID IN (
       SELECT SalesOrders.ID 
       FROM SalesOrders
       WHERE SalesOrders.CustomerID = 105 );
  6. Interactive SQL を終了します。

  7. Sybase Central で、データベースを選択し、[ファイル] - [トレーシング] - [トレーシングを停止して保存] を選択し、トレーシング・セッションを停止します。

データベース・トレーシング・ウィザードの詳細については、診断トレーシングを使用した詳細なアプリケーション・プロファイリングを参照してください。