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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - SQL の使用法 » データのクエリと変更 » データのクエリ

 

クエリと SELECT 文

SELECT 文は、クライアント・アプリケーションで使用する情報をデータベースから取り出します。SELECT 文は「クエリ」とも呼ばれます。情報は、結果セットとしてクライアント・アプリケーションに配信されます。クライアントは、配信された結果セットを処理できます。たとえば、Interactive SQL では、結果セットが [結果] ウィンドウ枠に表示されます。結果セットは、データベースのテーブルと同様に一連のローで構成されます。

SELECT 文には「句」を含めます。句は返される結果のスコープを定義するコマンドです。次の SELECT 構文では、各行が別々の句です。ここではごく一般的な句を示します。

SELECT select-list
[ FROM table-expression ]
[ WHERE search-condition ]
[ GROUP BY column-name ]
[ HAVING search-condition ]
[ ORDER BY { expression | integer } ]

次に、SELECT 文の各句について説明します。

  • SELECT 句は、どのカラムを取得するかを指定します。この句は、SELECT 文で必須の句です。

  • FROM 句は、どのテーブルからカラムを検索するかを指定します。この句は、テーブルからデータを取り出すすべてのクエリに必要です。FROM 句を持たない SELECT 文には別の意味がありますが、それについてはこの章では説明しません。

    ほとんどのクエリはテーブルを操作しますが、クエリを使用して、ビュー、他のクエリ (派生テーブル)、ストアド・プロシージャの結果セットなど、カラムとローを持つ他のオブジェクトからデータを取り出せます。FROM 句を参照してください。

  • WHERE 句は、参照するテーブルのローを指定します。

  • GROUP BY 句を使用するとデータを集約できます。

  • HAVING 句は、集合データが収集されるローを指定します。

  • ORDER BY 句は、結果セット内のローをソートします。(デフォルトでは、リレーショナル・データベースから返されるローの順序に意味はありません)。

    GROUP BY 句、HAVING 句、ORDER BY 句については、クエリ結果の要約、グループ化、ソートを参照してください。

これらの句の大半は省略可能ですが、SELECT 文に記述するときは、正しい順序で記述してください。

SELECT 文を参照してください。