Click here to view and discuss this page in DocCommentXchange. In the future, you will be sent there automatically.

SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » SQL Anywhere サーバ - SQL の使用法 » データのクエリと変更 » データのクエリ » select リスト:カラムの指定

 

テーブルからのすべてのカラムの選択

SELECT 文の中のアスタリスク (*) には特殊な意味があります。アスタリスクは、FROM 句で指定されたすべてのテーブルにあるすべてのカラム名を表します。1 つのテーブルのカラムをすべて参照したいときにアスタリスクを使用すると、入力する時間が節約でき、入力ミスを防ぐことができます。

SELECT * を使用すると、テーブルが作成されたときに定義された順で、カラムが返されます。

1 つのテーブルのカラムをすべて選択するための構文は次のとおりです。

SELECT *
FROM table-expression;

SELECT * は、1 つのテーブルに現在登録されているカラムをすべて検索するので、カラムの追加、削除、名前の変更など、テーブル構造の変更によって、SELECT * の結果も自動的に変わります。カラムを個別にリストする方が、結果の正確さを確保できます。

次の文は Departments テーブルのすべてのカラムを検索します。WHERE 句はありません。そのため、この文はテーブルのすべてのローを検索します。

SELECT *
FROM Departments;

結果は次のようになります。

DepartmentID DepartmentName DepartmentHeadID
100 R & D 501
200 Sales 902
300 Finance 1293
400 Marketing 1576
... ... ...

SELECT キーワードの後ろにテーブルのカラム名をすべて並べても、まったく同じ結果になります。

SELECT DepartmentID, DepartmentName, DepartmentHeadID
FROM Departments;

次のクエリに示すように、カラム名と同様、* もテーブル名で修飾できます。

SELECT Departments.*
FROM Departments;