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プロシージャ・プロファイリングの結果の分析

プロシージャ・プロファイリングは、名前は「プロシージャ」ですが、実際にはデータベース内のストアド・プロシージャ、ユーザ定義関数、トリガ、システム・トリガ、イベントのプロファイリング結果を表示できます。

♦  プロシージャ・プロファイリング情報を表示するには、次の手順に従います (Sybase Central の場合)。
  1. DBA 権限のあるユーザとしてデータベースに接続し、プロシージャ・プロファイリングを有効にします。プロシージャ・プロファイリングの有効化を参照してください。

  2. 左ウィンドウ枠で、[トリガ][システム・トリガ][プロシージャとファンクション]、または [イベント] のいずれかをダブルクリックします。

  3. 右ウィンドウ枠で、[プロファイリング結果] タブをクリックします。

    プロシージャ・プロファイリングを有効にしてから実行された、選択したタイプのオブジェクトのリストが表示されます。

    必要なオブジェクトが実行されていないために見つからない場合があります。また、実行されたが、結果が再表示されていない可能性があります。[F5] キーを押して、リストを再表示します。

    予想よりも多くのオブジェクトが表示される場合もあります。1 つのオブジェクトから別のオブジェクトが呼び出される場合は、ユーザが明示的に呼び出す数よりも多くの項目が表示されます。

  4. [プロファイリング結果] タブで特定のオブジェクトをダブルクリックすると、そのオブジェクトの詳細なプロファイリング結果が表示されます。

    右ウィンドウ枠の詳細は、そのオブジェクトの詳細なプロファイリング情報に置き換わります。

プロシージャ・プロファイリングの結果を解釈する方法

[プロファイリング結果] タブには、プロシージャ・プロファイリングを開始してからデータベース内で実行されたすべてのオブジェクトのプロファイリング情報の概要がタイプ別に表示されます。表示される情報は次のとおりです。

カラム 説明
Name オブジェクトの名前。
Owner オブジェクトの所有者。
Table または Table Name トリガが属しているテーブル (このカラムはデータベースの [プロファイル] タブにのみ表示される)。
Event オブジェクト・タイプ (プロシージャなど)。
Type システム・トリガのタイプ。Update または Delete のいずれかです。
# Execs. 各オブジェクトが呼び出された回数。
# msec. 各オブジェクトの合計実行時間。

これらのカラムとその内容は、オブジェクトのタイプによって異なります。

[プロファイリング結果] タブで、プロシージャなどの特定のオブジェクトをダブルクリックすると、そのオブジェクトに固有の詳細な情報が表示されます。表示される情報は次のとおりです。

カラム 説明
Execs オブジェクト内のコード行が実行された回数。
Milliseconds 行の実行に要した合計時間。
% 合計時間に対する、行の実行に要した時間の割合 (パーセント)。
Line オブジェクト内の行番号。
Source 実行されたコード。

コード内の他の行に比べて実行時間が長い行は、より効率のいい別の方法で同じ機能を実行できるかどうかを分析してください。プロシージャ・プロファイリング情報にアクセスするには、DBA 権限でデータベースに接続し、プロファイリングを有効にします。