ActiveSync (Windows Vista での名称は Windows Mobile Device Center) 用 Mobile Link プロバイダをインストールするか、Windows Mobile デバイス上で Ultra Light アプリケーションを登録してインストールします。
mlasinst [options ] [ [ src ] dst name class [ args ] ]
オプション | 説明 |
---|---|
-d |
最初にアプリケーションを無効にします。 |
-k path |
デスクトップ・プロバイダ mlasdesk.dll のロケーションを指定します。 デフォルトでは、このファイルは install-dir\bin32 にあります。 エンド・ユーザ (通常は SQL Anywhere 全体がインストールされていないユーザ) は、Mobile Link ActiveSync プロバイダのインストール時に、-k の指定が必要になる場合があります。 |
-l filename |
アクティビティ・ログ・ファイルの名前を指定します。 |
-n |
アプリケーションを登録するが、デバイスにはコピーしない このオプションを指定すると、Mobile Link ActiveSync プロバイダのインストールに加えてアプリケーションが登録されますが、アプリケーションはデバイスにコピーはされません。アプリケーションに複数のファイルがある場合 (静的ライブラリではなく Ultra Light ランタイム・ライブラリ DLL を使用するようにコンパイルされている場合など)、または他の方法でアプリケーションをデバイスにコピーする場合は、このオプションを指定します。 |
-t n |
デスクトップ・プロバイダがクライアントからの応答を待つ秒数を指定します。この時間が経過すると、タイムアウトします。デフォルトは 30 です。 |
-u |
ActiveSync 用 Mobile Link プロバイダをアンインストールする。 このオプションを指定すると、Mobile Link ActiveSync プロバイダ用に登録されたアプリケーションの登録がすべて解除され、Mobile Link ActiveSync プロバイダがアンインストールされます。この操作によってデスクトップ・コンピュータやデバイスからファイルが削除されることはありません。デバイスがデスクトップに接続されていない場合は、エラーが返されます。 |
-v path |
デバイス・プロバイダ mlasdev.dll のロケーションを指定します。デフォルトでは、このファイルは install-dir\CE 内のプラットフォーム固有のディレクトリ内で検索されます。 エンド・ユーザ (通常は SQL Anywhere 全体がインストールされていないユーザ) は、Mobile Link ActiveSync プロバイダのインストール時に、-v の指定が必要になる場合があります。 |
その他のパラメータ | 説明 |
---|---|
src | アプリケーションをデバイスにコピーするためのソース・ファイル名とパスを指定する。このパラメータを指定するのは、アプリケーションを登録してデバイスにコピーする場合のみです。-n オプションを使用する場合は、このパラメータを指定しないでください。 |
dst | デバイス上でアプリケーションに使用するコピー先ファイル名とパスを指定する。 |
name | ActiveSync がアプリケーションを参照するときに使用する名前を指定します。 |
class | アプリケーションの登録済み Windows クラス名を指定する。 |
args | ActiveSync によってアプリケーションが起動されるときにアプリケーションに渡すコマンド・ライン引数を指定する。 |
このユーティリティによって、ActiveSync 用の Mobile Link プロバイダがインストールされます。プロバイダには、デスクトップ上で実行されるコンポーネント (mlasdesk.dll) と、Windows Mobile デバイスに展開されるコンポーネント (mlasdev.dll) の両方が含まれています。mlasinst ユーティリティは、デスクトップ・プロバイダの現在のロケーションを示すレジストリ・エントリを作成し、デバイス・プロバイダをデバイスにコピーします。
また、mlasinst ユーティリティに追加の引数を指定すると、Ultra Light アプリケーションを Windows Mobile デバイスに登録してインストールできます。さらに、ActiveSync ソフトウェアを使用して Ultra Light アプリケーションの登録とインストールを行う方法もあります。
ライセンス要件に応じて、このアプリケーションをデスクトップ・コンポーネントやデバイス・コンポーネントとともにエンド・ユーザに提供できる場合があります。この場合、エンド・ユーザは、ActiveSync で使用できるようにアプリケーションのコピーを作成できます。
ActiveSync プロバイダをインストールするには、リモート・デバイスに接続してください。
ActiveSync プロバイダ・インストール・ユーティリティの使用方法の詳細は、次の項を参照してください。
次のコマンドは、デフォルト引数を使用して、ActiveSync 用の Mobile Link プロバイダをインストールします。アプリケーションの登録は行いません。正常にインストールするには、デバイスをデスクトップ・マシンに接続してください。
mlasinst |
次のコマンドは、ActiveSync 用の Mobile Link プロバイダをアンインストールします。正常にアンインストールするには、デバイスをデスクトップ・マシンに接続してください。
mlasinst -u |
次のコマンドは、ActiveSync 用の Mobile Link プロバイダがまだインストールされていない場合はインストールし、アプリケーション myapp.exe を登録します。また、c:\My Files\myapp.exe ファイルをデバイス上の \Program Files\myapp.exe にコピーします。-p -x 引数は、ActiveSync によって起動されるときの myapp.exe に対するコマンド・ライン・オプションです。このコマンドは、1 行に入力してください。
mlasinst "C:\My Files\myapp.exe" "\Program Files\myapp.exe" "My Application" MYAPP -p -x |
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