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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Mobile Link - クライアント管理 » Mobile Link 用 SQL Anywhere クライアント » SQL Anywhere クライアント » データのパブリッシュ

 

ダウンロード専用のパブリケーション

リモート・データベースへのデータのダウンロードのみを行い、データのアップロードは行わないパブリケーションを作成できます。ダウンロード専用のパブリケーションでは、クライアントのトランザクション・ログを使用しません。

異なるダウンロード専用方法における相違点

(アップロードを行わず) ダウンロードのみを行うよう指定するには、2 つの方法があります。

  • ダウンロード専用の同期   dbmlsync オプションの -e DownloadOnly または -ds を使用します。

  • ダウンロード専用のパブリケーション   FOR DOWNLOAD ONLY キーワードを使用してパブリケーションを作成します。

これらの 2 つの方法には大きな違いがあります。

ダウンロード専用の同期 ダウンロード専用のパブリケーション
リモート・データベースで変更されているがアップロードはされていないローをダウンロード処理で変更しようとした場合、ダウンロードは失敗します。 リモート・データベースで変更されているがアップロードはされていないローをダウンロード処理で上書きできます。
アップロードやダウンロードが可能な通常のパブリケーションを使用します。ダウンロード専用の同期処理は、dbmlsync のコマンド・ライン・オプションまたは拡張オプションを使用して指定します。 ダウンロード専用パブリケーションを使用します。パブリケーションに対するすべての同期処理はダウンロード専用です。通常のパブリケーションをダウンロード専用に変更することはできません。
ログ・ファイルが必要です。 ログ・ファイルは必要ありません。
サブスクリプションが長期間アップロードされない場合、ログ・ファイルはトランケートされず、大量のディスク領域が使用される場合があります。 ログ・ファイルが存在すると、同期処理によって同期トランケーション・ポイントは影響されません。このため、パブリケーションが長期間にわたって同期されなくても、ログ・ファイルはトランケートされます。ダウンロード専用のパブリケーションは、ログ・ファイルのトランケーションに影響しません。
ダウンロード専用同期によってスキャンされるログの量を減らすために、時々アップロードを行う必要があります。そうしないと、ダウンロード専用同期が完了するのに次第に時間がかかるようになります。 アップロードを行う必要はありません。
参照