DBSC_Event 構造体は、要求されている同期に関する情報を格納します。この構造体は、次のように定義されます。
typedef struct { DBSC_SyncHdl hdl; DBSC_EventType type; const char *str1; const char *str2; long int val1; long int val2; void *data; } DBSC_Event; |
hdl フィールドは、構造体が情報を格納している同期要求を識別します。この値は、Sync メソッドによって返されるハンドルと一致します。
type フィールドは、レポートされるイベントのタイプを識別します。
残りのフィールドは、追加データを格納します。追加データの性質は、type フィールドの値によって異なります。次に、type が取り得る値のリストと、それぞれに関連付けられている残りのフィールドの意味を示します。
DBSC_EVENTTYPE_ERROR_MSG 同期によってエラーが生成されました。str1 はエラーのテキストを指します。
DBSC_EVENTTYPE_WARNING_MSG 同期によって警告が生成されました。str1 は警告のテキストを指します。
DBSC_EVENTTYPE_INFO_MSG 同期によって情報メッセージが生成されました。str1 はメッセージのテキストを指します。
DBSC_EVENTTYPE_PROGRESS_INDEX 進行状況バーを更新するための情報を提供します。val1 は、新しい進行状況値を格納します。完了した割合 (パーセント) を計算するには、val1 を 1000 で割ります。
DBSC_EVENTTYPE_PROGRESS_TEXT 進行状況バーに関連付けられているテキストが更新されました。新しい値は、str1 が指します。
DBSC_EVENTTYPE_TITLE 同期ウィンドウ/コントロールのタイトルが変更されました。新しいタイトルは、str1 が指します。
DBSC_EVENTTYPE_SYNC_START 同期が開始しました。このイベントに関連付けられている追加情報はありません。
DBSC_EVENTTYPE_SYNC_DONE 同期が完了しました。val1 は、同期からの終了コードを格納します。0 という値は、成功を示します。0 以外の値は、同期が失敗したことを示します。
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