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SQL Anywhere 11.0.1 (日本語) » Mobile Link - クライアント管理 » Mobile Link 用 SQL Anywhere クライアント » Mobile Link SQL Anywhere クライアント・ユーティリティ (dbmlsync)

 

-drs オプション

再起動可能なダウンロードについて、通信障害の後に再送する必要があるデータの最大値を指定します。

構文
dbmlsync  -drs bytes ...
備考

-drs オプションは、再起動可能なダウンロードを実行するときにだけ有用なダウンロードの読み込みサイズを指定します。

dbmlsync は、チャンク単位でダウンロードを読み込みます。ダウンロードの読み込みサイズは、このチャンクのサイズを定義します。通信エラーが発生すると、処理中のチャンク全体が失われます。エラーが発生した時点によって、失われるバイト数は 0 ~ ダウンロードの読み込みサイズ -1 のいずれかになります。たとえば、DownloadReadSize が 100 バイトで、497 バイトを読み込んだ後でエラーが発生した場合は、読み込んだ最後の 97 バイトが失われます。このようにして失われたバイト数は、ダウンロードが再起動されたときに再送信されます。

通常は、ダウンロード読み込みサイズの値を大きくすると、正常な同期でのパフォーマンスが向上しますが、エラーが発生したときに再送信されるデータが多くなります。

このオプションの一般的な用途は、通信の信頼性が低いときにデフォルトのサイズを減らすことです。

デフォルトは 32767 です。このオプションを 32767 より大きな値に設定すると、32767 が使用されます。

また、DownloadReadSize 拡張オプションを使用して、ダウンロードの読み込みサイズを指定することもできます。

参照

次の dbmlsync コマンド・ラインは、dbmlsync を使用するときのこのオプションの設定方法を示します。

dbmlsync -drs 100