同期エラーが発生した場合、dbmlsync からサーバに送信するリモート・メッセージ・ログ・ファイルのサイズを指定します。
el=number[ K | M ]; ...
このオプションはバイト単位で指定します。キロバイトまたはメガバイトの単位を指定するには、それぞれサフィックス k、m を使用します。
このオプションは、同期中にエラーが発生した場合に、dbmlsync が Mobile Link サーバに送信するメッセージ・ログのバイト数を指定します。dbmlsync メッセージ・ログを送信しない場合は、このオプションを 0 に設定します。
このオプションを 0 以外に設定すると、クライアント側のエラーが発生したときにエラー・ログがアップロードされます。クライアント側のすべてのエラーで、ログが送信されるわけではありません。通信エラーや、dbmlsync が Mobile Link サーバに接続されていないときに発生したエラーでは、ログは送信されません。アップロード送信後にエラーが発生した場合、エラー・ログがアップロードされるのは、SendDownloadAck 拡張オプションが ON に設定された場合だけです。
ErrorLogSendLimit に十分な大きさの値を設定すると、dbmlsync は現在のセッションのメッセージ・ログ全体を、Mobile Link サーバに送信します。たとえば、メッセージ・ログのメッセージが古いメッセージ・ログ・ファイルに追加された場合、dbmlsync は現在のセッション中に生成された新しいメッセージだけを送信します。新しいメッセージ全体の長さが ErrorLogSendLimit を超える場合、dbmlsync は新しく生成されたエラー・メッセージとログ・メッセージの最後の部分だけを、指定されたサイズの範囲内で送信します。
注意:メッセージ・ログのサイズは、指定されている冗長性の設定の影響を受けます。冗長性を調節するには、dbmlsync -v オプションを使用するか、"verbose" で始まる dbmlsync 拡張オプションを使用します。詳細については、-v オプションと次に示す -e 冗長性オプションを参照してください。
デフォルトは 32K です。
このオプションには省略形と長形式があり、el または ErrorLogSendLimit を使用できます。
拡張オプションのデータベースへの格納もできます。dbmlsync 拡張オプションの詳細については、dbmlsync 拡張オプションの概要を参照してください。
次の dbmlsync コマンド・ラインは、dbmlsync を使用するときのこのオプションの設定方法を示します。
dbmlsync -e "el=32k" |
次の SQL 文は、このオプションのデータベースへの格納方法を示します。
CREATE SYNCHRONIZATION SUBSCRIPTION TO sales_publication FOR ml_user1 OPTION el='32k'; |
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