インクリメンタル・アップロードを有効にし、インクリメンタル・アップロードのサイズを制御します。
inc=number[ K | M ]; ...
このオプションは、インクリメンタル・スキャンの最小サイズをバイト単位で指定します。キロバイトまたはメガバイトの単位を指定するには、それぞれサフィックス k、m を使用します。
このオプションを指定すると、アップロードは 1 つ以上の部分に分けて Mobile Link に送信されます。このオプションは、サイトが完全なアップロードを完了するだけの長い時間接続を維持できない場合に役立ちます。オプションが設定されていない場合、アップロードは 1 つにまとめて送信されます。
このオプションの値は、大まかに各アップロード部分のサイズを指定します。オプションの値は、次のように各アップロード部分のサイズを制御します。dbmlsync は、データベース・トランザクション・ログをスキャンして、アップロードを構築します。このオプションを指定すると、dbmlsync はオプションで設定されたバイト数をスキャンし、未処理トランザクションがない最初の時点、つまりすべてのトランザクションがコミットまたはロールバックされた次の時点までスキャンを続けます。dbmlsync は、スキャンした部分をアップロード部分として送信し、中断したところからログのスキャンを再開します。
Increment 拡張オプションは、スクリプト化されたアップロードやトランザクション単位のアップロードでは使用できません。
このオプションには省略形と長形式があり、inc または Increment を使用できます。
拡張オプションのデータベースへの格納もできます。dbmlsync 拡張オプションの詳細については、dbmlsync 拡張オプションの概要を参照してください。
次の dbmlsync コマンド・ラインは、dbmlsync を使用するときのこのオプションの設定方法を示します。
dbmlsync -e "inc=32000" |
次の SQL 文は、このオプションのデータベースへの格納方法を示します。
CREATE SYNCHRONIZATION SUBSCRIPTION TO sales_publication FOR ml_user1 OPTION inc='32k'; |
Copyright © 2009, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 11.0.1 |